娘に読んでもらいたくて買った本の紹介です。

女子の人間関係が複雑化してくる小学4年生から中学生くらいの頃に、そっと娘の本棚に入れておくと良い本です。
心理学や自己肯定感、自分の心の持ちようについて、わかりやすく書かれています。
おばちゃんになったアラフォーの私としては、そうそう、こんなことで悩んだよな~と、本書を読んで懐かしくもなりました。
今の私の感性では、娘の悩みに寄り添えないと感じることが多々あり、
たいしたことじゃないでしょーっと言ってしまいそうになるのを、グッと堪えることが時々あります。
まもなくティーン・エイジャーを迎える娘の悩みに、本書は具体的に寄り添ってくれていると思いました。
- 自分は自分のままでいいんだと思える
- 自分の良いところを認識できる
- 自分のキライなところ、短所を認められる
- 自分を大切にできる
- 不安感や、ストレスへの対処方法を知ることができる
- 友達と上手くいかない時に、どうすればいいのか具体例満載
学校生活でブチ当たる、様々な壁の乗り越え方のヒントが書かれています。
女子が好きな絵柄で思わず手に取って読んでみたくなる
集英社「りぼん」で漫画を描いている双葉陽先生の絵がとてもカワイイです。
文字での解説ページと漫画ページがちょうど良く配分されています。
解説ページも、挿絵満載で絵がちょうどよく配置されています。
吹き出しでセリフがたくさん書かれているので、解説ページも読書というより漫画を楽しく読んでいる感覚です。
なので、解説ページも小学生でも読み飛ばすことなくちゃんと読めると思います。
1冊まるごと、ほぼフルカラーなので、お値段以上なお得感もありますよ。
自分の性格や心と向き合う方法がわかる
他の子に比べて、自分ってダメダメだなって感じるのが思春期です。
そんな自分を見つめ直して、自分の良いところ、悪いところを考えてみるところから始まります。
悪いところも、考え方や心の持ちようによっては全然悪い事ではないことってありますよね。
良いところも悪いところも、全てひっくるめて自分であること、自分は自分のままで大丈夫と本書から実感することができます。
ネガティブな気持ちを持つことは悪い事じゃないってこと、どう対処すればいいのかが、小学生が理解できるわかりやすい書かれ方をしています。
何より、イライラしたりネガティブな気持ちになるのは、自分だけじゃないんだと本書を読んで感じられることが、安心に繋がると思いました。
他にも、小学生女子が大好きな、Yes・Noで自分の性格のタイプを診断するチャート(お遊び感覚のもの)があり、楽しめます。
自分を見つめ直すため、振り返るための自分年表作成方法が載っています。
学校生活での色々な悩みの乗り越え方が書かれている
娘は新しいクラスメイトと仲良くなる段階でつまずいてしまい、自分の感情や声を上手く出せないことに悩んでいたようでした。
また、はっきりとはわかりませんが、クラスメイトから言われたことに傷ついたりしたようです。
本書には、5人の性格やタイプの異なる女の子が登場します。
5人それぞれに気持ちがあって、悪気はないんだけど、結果的に相手を傷つけてしまったり、逆に傷ついてしまったりします。
そんな体験を通して、人との付き合い方、関わり方を学んでいきます。
「すんなり新しいクラスに馴染めないことは、別に悪い事ではない」
「自分に自信をもって、学校以外で好きなことを楽しんでくれればよい(でも学校に行けない状態が続くなら、代替方法は考えていこうね)」
「色々あったかもしれないけど、クラスメイトも悪気があったわけじゃないと思うよ」
上記のようなアドバイスを伝えつつ、この本おもしろいよと娘に渡しました。
結果的には、徐々に仲良しの友人ができてクラスにも馴染み、今では普通に学校に通うようになりました。
果たしてこの本が役に立ったかは、はっきりとはわかりません。
ですが、娘はこの本を気に入っています。
まとめ
自分の心との付き合い方や、周りの人間関係での色々なことは、人間なので一生ついてまわるものですね。
大変ですよね。
学校の人間関係、自分自身についてなど、悩みがでてきたら、本書を読んでみてほしいです。
前を向いていけるようになる本です。
「かがみの孤城」も、学校に通うことの意味について考えさせてくれる本です。こちらは小説になります。
ハードカバーだと割と読みやすいので、本好きのお子さんなら読めると思います。
親はミステリー小説としても、ワクワク読み進めることができました。
良かったらこちらの記事も読んでみてくださいね。

どこかの誰かの役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。