私と夫が高校受験を知らない、という安易な理由で中学受験をすることにした娘。
「学費が助かる」という、これまた安易な理由で、私立中学受験ではなく、都立中受検(公立中高一貫校受検)を目指すことに。
公立中高一貫校受検をするか迷っている親御さんがいたら、絶対知っておいたほうが良い!ってことがあるので、この記事で挙げますね。
- 公立中高一貫校受検に「絶対合格」は無い理由
- 私立中も併願できるけど、通うかどうかは事前に家族会議を
- 私立中受験塾との違い
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
- かもねむ堂の詳しいプロフィールはこちら
よろしく!
公立中高一貫校受検を検討中の方に是非読んでほしい、小学校低学年の子におすすめする通信教材6選の記事はこちら。
公立中高一貫校受検に「絶対合格」は無い理由
公立中高一貫校の受検は、「適性検査型入試」となります。
詳細は、塾などの専門機関のサイトでご確認くださいね。
大まかに、適性検査型入試は、
- 「小学校6年間の学習内容」の範囲内からしか出題されない
- 思考力や判断力、表現力等、小学校の教育で身につけた総合的な力を問う問題が出題される
- 自分の言葉で論理的に語ることができる力が必要
となっていて、学校で習う勉強に+αで何か難しい知識を詰め込んで暗記する必要はありません。
- 長文を読み取って理解する力
- 決められた文字数で自分の考えを論理的に作文する力
- 時事問題について自分の意見を書く力
- 算数や理科の知識について議論している文章を読み取って、空欄に入れる答えを導く力
どんな問題にも対応できるように、公立中高一貫校受検専門塾では幅広いカリキュラムが組まれています。
しかし・・・!
受検本番の問題を正確に読み取れるかや、作文に手ごたえを得られるかは本番当日の問題に大きく左右されます。運の要素が大きいなぁと感じています。
私立中受験に比べて、適性検査型入試は当日の試験問題との相性に合否が左右されやすい。
しかも、公立中高一貫校の適性検査を受検できるチャンスは1校だけ。一斉に同じ日程で全ての公立中高一貫校が受検日の2月3日を迎えます。
ポジティブに考えると、本番の適性検査の内容が、自分にすごく合っていれば、奇跡的な点数をゲットして合格できる可能性も無きにしも非ず、ではあります。
また、公立中高一貫校は、学区内の公立中とほぼ同じ学費。それでありながら、優秀な子達の集団の中で6年間を過ごせるのは子どもの環境として非常に魅力的。
高校受験を気にせず中学校生活を過ごせるのも大きなメリットです。そのため、人気があり入試の倍率は5倍前後の厳しい戦いです。
定員数が少ないので、中学受験は大学受験よりも第一志望に合格するのが難しいと言われています。
私立中を併願する理由を事前に明確にする
適性検査型入試の意義に賛同して、適性検査型入試を取り入れている私立中は増えています。
しかし、やはり私立中は学費が高いです。
公立中高一貫校受検専門塾に入る場合は、適性検査型入試を行う私立中について、下記をあらかじめ家族会議ですり合わせしておくのがおすすめです。
- 適性検査型入試を行う私立中も併願して受験するか。 する・しない
併願する場合→なんのための私立受験かきめておく
- その私立中に進学したいためなのか
- 塾で勉強してきた結果としての合格を手に入れるためなのか(進学はしない)
- 公立中高一貫校受検の本番前の練習のためなのか(進学はしない)
併願しない場合→
- 公立中高一貫校が残念だった場合、合格が無い。塾で頑張って勉強してきたことを納得して、次に進めるかどうかを家族で話し合っておく。
我が家は、私立中を受験する予定はありますが、下にまだ2人弟がいるので、基本的には私立への進学は考えていません。
塾での勉強を頑張った証として、「合格」を体験してほしいから受ける、というスタンスです。
大変な公立中高一貫校受検を頑張れるのか。もし残念だった場合でも、前を向いて公立中に進学できるのか。
ちなみに、我が家の場合ですが、娘はどんな道でも大丈夫そうです。
こんな場合もあるよと色々話し合いました。公立中高一貫校受検が難しい挑戦であることも理解した上で、大変ながらも塾に楽しんで通っています。
小学校の友達と一緒に公立中へ進学するのも楽しそう。でも、公立中高一貫校受検にチャレンジしてみたいから頑張りたい。
とっても娘の考えはシンプルで前向きです。
問題は、親です。私です。。。はい。
高い塾代をかけて、残念だった場合でも、私が納得できるかどうかです。(塾代は、私の貯金から出してます。)
小4から塾に通い出して1年半、気を揉んだ時期もあったのですが、最近になってどうなっても自分は納得できる心境となりました。
なぜ納得できる心境になったかは、娘が自分事として受検に向き合う兆しが見えてきたからなのです。
詳しくはこちらの記事に書いてあります!
御三家とか超難関私立中を考えているなら適性検査型は×
適性検査型の中学受験を採用している私立中は、数が増えてきているとはいえ、超難関私立と言われる中学で採用しているところはありません。(あったらすみません。)
超難関私立と言われる中学というのは、いわゆる名の知られた有名中学ですね。
「ここに通っているよ」って言ったら、すごーい!!って言われるようなところです、はい。
だからこそ、難関私立を第一に目指すなら、初めから私立中受験に対応している塾を選んだほうが良いです。
受験勉強のカリキュラムが全然違います。
適性検査型の公立中高一貫校を目指す場合は、適性検査型の私立中をどのような考えを持って受けるのか、よく考えて方針を決めておくことをオススメします。
私立中受験専門塾との違い
娘が小学4年生から公立中高一貫校受検専門の塾に通い出して1年半。
私立中受験専門塾と違うところがいくつかあることに気が付いたので、書きますね。
夕飯を家で食べられる
うちが通っている公立中高一貫校受検専門塾(ena)は、小5で通うのは週3。
19時半頃までなので、夕飯を家で食べられます。
私立中受験よりも出題範囲・暗記する量が少ないことが通塾時間が少ない理由と思います。
私自身が私立中受験をしたのですが、夕飯はお弁当でした。
21時前くらいまで塾にいた記憶です。通うのも小5で週4が普通でした。
夕飯を家でみんなで食べられるのはとってもありがたいこと。
弟2人はお風呂に先に入って、19時くらいから夕飯。娘も夕飯に途中から合流することができます。
私立中受験に比べると、塾中心の生活にはならない
先ほども書いたように、私立中受験に比べると、塾の時間が少ないです。
おかげで、我が家では塾以外の習い事ができています。
さすがに小6になったら数を絞る必要があるよねと子どもと話していますが、本人にとって、習い事が適度な息抜きになっているので全部やめる必要も無いと思っています。
私立中受験をした30年前の私は、他の習い事を一切辞めてしまったので、中学生になってから自分が頑張ってきたものってなんだったんだろうっていう空虚な感覚がありました。
娘には、1つか2つ、頑張り続けられる塾以外の習い事を続けてほしいと願っています。
(小6の1年間はお休みして、また再開でもいいし・・・。)
塾の面談で塾長とも話したのですが、週に3回かつ土日のどちらかが半日潰れてしまうような、野球やサッカーのようなチームの習い事は継続が難しい。
でも、体操教室や造形教室など、週1回の1時間前後の拘束で、後は自由度が高い習い事(もちろん、プロを目指すものではない)であれば、本人が楽しめる範囲なら続けたほうが良いだろうとのことでした。
まとめ
- 公立中高一貫校受検に「絶対合格」は無い
- 私立中を併願する理由を事前に明確にする。難関私立を第一に目指すなら、初めから私立中受験対応塾を選ぶ。
- 私立中受験専門塾との違い
公立中高一貫校受検を検討している方に、事前に知っておいたほうがいいこと、方針を決めておいたほうがいいことを書きました。
私が、もう少し踏み込んで知っておけば良かったと後で感じたことでもあります。
私の個人的な一意見ではありますが、参考になったらとても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
公立中高一貫校受検を検討中の方に是非読んでほしい、小学校低学年の子におすすめする通信教材6選の記事はこちら。
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