小学4年生の春から公立中高一貫校受検の進学塾に通いだした娘。
進学塾の算数の授業スピードについていけず、成績も底辺で困った経験をしました。
- 公立中高一貫校受検の算数の偏差値を30後半から50にするために、3か月間に家庭で親子が取り組んだ勉強内容。
- やる気アップのために、効果があったこと。
- 進学塾の算数の授業スピードについていけなくて困っている
- 家庭でどのように親が勉強に関わればよいか知りたい
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 子どもが公立中高一貫校受検に合格した経験をもとに記事を作成しています
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よろしく!
追記;無事に合格をいただきました。こちらの記事も参考にしてくださいね。
進学塾の洗礼?初めて知る学習内容のレベルの高さ
入塾して初めの3か月ほどは、毎月の算数の成績は偏差値30後半、よくて40を少し超えるくらい。
小学校のテストが毎回ほぼ100点でも、塾のテストは全くの別物。
塾に入りたてだと偏差値30台は当たり前、そんなものと思っていたので、次はがんばろーって声かけだけで、軽く流して見守るスタンスでいました。
でも、3か月を過ぎて、さすがに算数の成績がずっとこのままではマズイと感じてきました。
まず、自宅で算数を全く勉強している形跡がないのです。
進学塾の授業は、理解できなくても先に先にどんどん進みます。
母親の私が今関わらないと、置いていかれて余計に算数が苦手になってしまう。
そうなる前に、つまづいているところを克服せねば!
算数についてだけ、しばらく私が自宅学習に関わることにしました。
公立中高一貫校受検の算数の成績アップのために家庭でできること
やったことはこちらの3点です。
授業内容の復習を、テキストを開いて一緒にやること
小4だと、公立中高一貫校受検の進学塾の授業は週に2回です。国語と算数。
なので、授業が無い日に復習に取り組みました。
一緒に授業で進めたテキストの箇所を開いて、例題・確認問題・練習問題を理解しているか確認。
意外だったのですが、テキストの内容は割と理解していることが分かりました。
ただ、勝手な思い込みや、問題文をきちんと読めていないというケアレスミスが多発。
また、壊滅的に、娘は初歩の初歩である計算問題につまずいていました。
これが、テストで点数がとれない理由だったのです。
月例テストでどこをなぜ間違えたのか親が把握すること
テキストを一緒にやって感じた弱点が、月例テストで点数をとれない理由でした。
月例テストの復習を一緒にやったところ、やっぱり計算間違いが多すぎました。
2桁で割る割り算、小数点が含まれている四則計算など、基本中の基本ができていません。
娘の場合、単純な計算問題に慣れることで、だいぶ点数は取り返せることがわかりました。
家庭学習がなぜ必要なのか、頑張ったらどうなるか、娘に説明しました。
単純な計算に慣れるだけで、偏差値は50に届くはず!公立中高一貫校受検したいなら、ここは頑張るところだよ!と。
頑張る意味を説明し、毎日計算問題を解く理由を理解してもらうのが大変でした。
- 頑張れる時は2ページ(30問くらい)
- 無理な時は1問でもOK!
とにかく、毎日算数の教科書を開いて、1問でいいから解くように。
終わるまで、私は付きっきりです。
強制です。もう何と言われようと今日はこの計算問題をやる!!と母親の私が決めました。
解いてもらう計算問題は、娘が間違えやすい問題をピックアップ。
自宅で解いた問題が1日1問だけであってもOK。
なぜ自分が間違えてしまったのか、気づけることが大切。
親が弱点を把握して、間違える理由を根気強く伝えて、繰り返し解き続けること
計算間違いやケアレスミスが多い娘に私が伝えたことはこの2点。
- 後から解き方がたどれるように式をしっかり書く
- 暗算だと間違えるから、余白に筆算や手順を面倒がらずにしっかり書く
当たり前のことなのですが、付きっきりで見てあげないと、省略してしまうんですね。
それが計算ミス・ケアレスミスに結び付く。
小数・分数の四則計算はもちろん、割合(%)・速さの計算・植木算など、特にですね。
公立中高一貫校受検は、思考手順をたどれるように、文章で説明できることが重要です。
なので、算数の単純な問題であっても、式を省略せずに順番通りに書くことは、公立中高一貫校受検のためのトレーニングの1つです。
頭の中で勝手に式を省略しないよう徹底しました。
中学生以降、算数から数学になった時にも、省略せず、説明できるように式を書けることが役立ちます。
また、毎月のテストは必ず復習をしました。1日1ページくらいのペースで少しずつ。
進学塾が毎月出している「日々の学習」という計算問題を、やっとこさ親子で1周がんばって解けるようになりました。
(算数が得意な子は、1人で3周くらい解いてしまうようで・・・!)
我が家は、塾のテキストだけを解くスタイルでした。
あんまり色々なドリルに手を伸ばしても、やり終える自信が無かったため。
そして、じっくり1つの問題に取り組み、自分が間違えてしまう弱点を認識してもらうことが大切だったからです。
公文算数を途中で辞めたことを後悔
家で連日解いていた計算問題は、公文算数をやっていれば、当たり前に解けているような単純な計算問題もありました。
しかも、公文算数は1枚に20問前後問題があります。それを普通は1日5枚解きます。
それを考えると、娘が解いている問題数は本当に少ないです。
計算のスピードはかなりの差がついていると思います。
娘と話し合って、その時の最善の方法と思って公文算数を途中で辞めたけれど、続けていれば良かったかもと、ちょっと後悔しています。
ただ、小6の受検生となった今、計算の正確性とスピードは克服できたので、どこで頑張れるか、になりますね。
1人目の子の教訓から、2人目の子は公文国語と公文算数を同時に始めました。(丸2年続けて、計算力が十分ついたので辞めましたよ。)
公文を続けるのは「かなり」大変ですが、基礎学力である「読解力」「計算力」が確実に身につきます。
公文について、試行錯誤した経験をまとめた記事がありますので、よかったら参考にしてくださいね。
https://kamonemudo.com/yamedoki/
子どもの好きなことを一緒に楽しむと、やる気アップに効果的
私が付き添っていても、やる気がでず不満タラタラな日もあります。
その後は、娘がやりたい事を一緒にやりました。
娘は手芸にはまっていて、フェルトでマスコットを作れるようになりたいと言っていたので、一緒に作りました。
それが良かったようです。
次の日から、手芸をやりたいから、問題をすすんで解くようになりました。
やりたい事があるって、強いんですね。
私が一緒にやることも嬉しいみたいで、反抗期に片足つっこんでる娘ですが、少し素直になった気がして嬉しかったです。
手芸じゃなくても、例えばTVゲームの攻略を一緒に解くとか、本当にその時子どもがハマっているものを一緒に楽しむといいんだと感じました。
3か月ほど算数の自宅学習に付き合った結果
途中、私が病気で全然関われなかったりもありましたが、3か月間ほどみっちり親子で塾の算数の復習と計算問題に取り組んだ結果、計算間違いが明らかに減りました。
算数だけは親子で計算問題を中心に自宅学習していることを、塾の個人面談で学長に伝えました。
早速、学長は「計算ミスが減って頑張っているね」と娘に声かけしてくれて、娘はかなり嬉しそうでした。
勉強すれば成績が上がること、塾の先生は見てくれていることを実感できて、俄然やる気アップしたようです。
偏差値は50ギリギリ届きました。
まとめ
(うちは公立中高一貫校受検ですが)中学受験の経験は、今後の大学受験の勉強に絶対に役立ちます。
まだ親が介入できるお年頃。
勉強を頑張った経験は、将来役に立つので、これからも試行錯誤の距離感で応援していきたいと思います。
この記事が、誰かのお役に立てたなら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
中学受験(受検)を検討中の方に是非読んでほしい、小学校低学年の子におすすめする通信教材6選の記事はこちら。
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