中学受験について親目線の情報を発信しています。
うちは公立中高一貫校受検(都立中受検)を経験し、合格をいただきました。
合格した子の親は、子どもに対してどんな関わりをしていたのか?
参考になる情報を書いていきたいと思います。
- 都立中高一貫校に合格した子は、どんな小学校生活を送っていたか参考に知りたい
- 都立中高一貫校に合格した子の家庭が心がけていたことを参考に知りたい
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
- かもねむ堂の詳しいプロフィールはこちら
よろしく!
勉強面で親ができること
塾に入れるだけでは合格できない、とよく言われますよね。
どんなことを子どもに対し親が働きかければいいのか、具体的に我が家が勉強面で子どもに働きかけたことを挙げていきます。
公文で基礎学力を底上げする
公文は賛否両論ある学習方法ですが、基礎学力の底上げにはとても良い教材です。ほどよい第三者からの強制感が助かりました。
ただ、合格した上の子は公文算数が無理でした。公文国語だけ5年半続けました。
塾に通う前から作文が得意だったのは、公文国語で多読したおかげだと本人も私も実感しています。
作文に関しては偏差値60前後を常にキープできていました。
どのくらいの進度で辞めたかなど、詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。
通信教材の無料ワークを試して子どもの興味を広げる
- 進研ゼミ→幅広い興味関心が育つ。子どもの「好き」をたくさん見つけられる。
- Z会→Z会を楽しいと感じて続けられる子なら、塾無しでも受検できるかも。
- ブンブンどりむ→作文好きな子は無料で取り寄せられるワークに食いつきます。
- ワンダーボックス→幼児教室の知育をお手軽価格で。遊び感覚で図形問題(空間把握)やプログラミングの能力が育つ。
(スマイルゼミと小学ポピーもオススメですが、合格した上の子は利用しなかったのでこちらには挙げていません)
全て無料資料請求でお試しワークを取り寄せられるので、試してみるのは大変オススメです。
特に塾に通う前の小学校低学年の間は、こういったワークを家の中に置いておくだけで、興味を持ってやり出します。自分から興味を持ってくれることがポイント。
公文は「やっつけ仕事」的なやるべき事を終わらせる作業だったので、通信教材は勉強は楽しいことを子どもが実感できることが重要ポイントでした。
本人がどうしても「やりたい!」となったら、とりあえず続けてみました。スマイルゼミ以外は、2か月からOKなので辞めるのも簡単です。
途中で投げ出したり、どんどんモチベが下がったりあるあるな行動をうちの子はとりましたが、知的好奇心は確実に育ったと実感しています。
この中で、進研ゼミの学びライブラリーは「読書が好き」になる可能性が高くてオススメです。
夏休み前などキャンペーン中は1か月だけ利用できたりもするので(普段は2か月から利用可能)、夏休みだけでも学びライブラリーを利用できるようにして、家で色んな本を検索して読んでみると新しい興味・知的好奇心が見つけられるかもしれません。
あとは、ワンダーボックスも良かったです。
幼児教育で行う知育の内容を、手軽に通信で体験できます。
算数のひらめき、プログラミング的な思考力が育ち、「理系」に強くなります。うちは子どもが興味のある間だけとか、長期休みの間だけ遊び感覚でやっていました。
小学校低学年の子におすすめしたい通信教材6つを詳しくまとめました!
漢字検定を受ける
漢字は少し先取りしてやっていました。
年長の頃からコツコツ受検して、小4の終わり頃に漢字検定5級(小6相当)まで合格しました。
本人が「自分はやればできるんだ!」という勉強への自信を持てたのが、受検にも活きたと感じます。
図書館や本屋にできる範囲で通う、好きな本を借りる・買う
親である私自身ができる範囲で、図書館や本屋に連れて行きました。歴史に興味を持ったので、近場のゆかりの地に遊びに行ったり。
本屋で好きな本を1冊買ってあげるのが、子にとって一番嬉しいご褒美になりました。
シリーズの本で冊数が多い場合は、図書館で探したりメルカリで買ったり。
進学塾のカリキュラムについて行けない理由を探り、徹底的に付き合う
算数が苦手な子だったので、入塾当初は単純な四則計算につまづき、成績はさんざんだし授業にも付いて行けてない状況でした。
公立中高一貫校受検は小学校の学習範囲しか出題されません。
ですが、頭のひらめきを必要とする問題が多いので、植木算や旅人算や方陣算などの特殊算もカリキュラムに入っています。この辺にもつまづいていました。
個別指導塾や家庭教師で補うスタイルもあると思うのですが、うちは(気が進まないけれど)私が家庭教師となり一定期間教えました。
↑親が苦手分野克服のためにどの程度関わったのか、詳細を書いています↑
転塾したいと言われた時は、流さずに受けとめて、本気で検討しました。
これはベストの選択がどれか悩みに悩んでしまい、落ち着くまで辛かったのですが、結果的には子どものモチベーションが上がりました。
↑転塾を検討する際、一番に考えるのは子どものモチベ。試行錯誤の経験から、まず親が何をやるべきか整理してみました↑
勉強以外の生活面で親ができること
些細なことかもしれないのですが、勉強以外の生活面で、家庭の中で心がけていたことを書いていきます。
睡眠時間の確保
小学校高学年の頃は、夜9時~9時半にはベッドに行くのを徹底しました。
「寝る子は育つ」を信じています・・・!
私立志望の中学受験だと、夜9時就寝ではカリキュラムについて行けなかっただろうと思います。
でも、公立中高一貫校受検の適性検査は、基本的に暗記は不要なので、しっかり睡眠時間の確保ができました。
やりたいことがある時は、うちの子は早起きしていました。
ちなみに、小学4年生になるまでは、私がずっと働いていたため、寝る時間は遅めでした。9時半~10時くらい。保育園の頃はお昼寝もあったため、10時半もザラ。
読書好きな子になるための、できる範囲での努力
「読書好き」は都立中入試に絶対的に有利です。
- 読書量が増える
- 活字への苦手意識がなくなる
好きな物を気が向くままに読んでもらえれば良いですが、読書が好きかどうかで都立中入試に向いてる子・向いてない子はやっぱりあると思います。
合格した子は、小さい頃から絵本が大好きでした。
読み聞かせもたくさんしました。
進研ゼミの学びライブラリーで色んな児童書を読み漁り、お気に入りの児童書を見つけてからは、活字中毒かと思うくらい。家にいる時は常に気が付いたら読書している子です。
本に興味を持たない子にはどうすればいいか。
2番目の子が本に興味を持たない子なので、現在、試行錯誤中です。
効果があるかは不明ですが、現在うちがやっていることは、
- 漫画でも雑誌でも、好きなものをどんどん読みなさいね~というスタンス
- 好きな漫画や映画の小説版があったら、1冊買ってその辺に置いておく
- アニメや漫画で興味を持った事柄に関する図鑑や関連本を、図書館で借りてその辺に置いておく
- ゲームの時間は基本的に1日1時間(時々無制限)
うちは家族全員がアニメや漫画が好きなので、漫画はタブレットでも読んでいます。
アニメや漫画は、何かしらに興味を持つきっかけとしてすごく役に立ちます。
あと、アニメや漫画を通して、親子で楽しく色んな会話ができるのも、巡り巡って思考力や言語化の能力を鍛えてるんじゃないかなと勝手に思っています。
子どもの好きなことに、できる範囲で付き合う
親が楽しめる範囲で、子どもの好きな事に付き合いました。私が無理なものは無理なので、そこはごめんね、頑張れないと宣言していましたが。
例えば、子はアクセサリー作りが大好きだったので、地域で開催しているワークショップなどを見つけたら、できるだけ参加できるよう手配しました。
手芸屋の手作りキットなど、色々買って一緒に作りました。
あとは、ゲームのあつ森が好きな子だったので、一緒にゲームをして楽しみました。
エジプト展や日本の絵画の展覧会など、面白そうな企画が近場であったら、あつ森に出てきたやつだよ!って誘いやすい。誘いに乗ってくれやすい。
たまたま裁判に興味を持ったので傍聴に行ったのですが、これは勉強のモチベーションに繋がりました。
私が無理だったのは、子どものスポーツの観戦。頑張っていることは知っているけど、私はスポーツを見るのが苦手。たまに見るくらいでごめんねとしていました。
習い事は色々試してみた
水泳・工作教室・体操教室などなど、様々な習い事をしました。
本人がなんでもやってみたいタイプだったというのが一番の理由です。どの習い事も1年~3年くらいの期間は続けてました。
そして、親バカ承知ですが、なんでも負けず嫌いを発揮して頑張る、それなりにそつなくこなすタイプだということに気が付きました。
小学校低学年の頃は特に目立つタイプではなかったけれど、小学校高学年になってから何でもこなす優等生タイプだとはっきりわかりました。
公立中高一貫校受検は、内申点がかなり重要なので、なんでもそつなくこなすタイプだったことはかなり有利でした。
ちなみに、基本的に習い事をやっている間だけで完結する習い事しかやってこなかったので、小5の2月までは習い事を塾以外に3つくらいやっていました。
1週間の中で完全にお休みになる日が1日あればいいほう。学校のあとに習い事って疲れないの?って確認しましたが、好きなことだから辞めたくない、大丈夫という回答でした。
とはいえ、1週間のうちの学校・塾以外の拘束時間は、レッスン時間と移動時間含めても習い事3つ合わせて5時間くらい。例えば、チームスポーツとかだと1回の試合の日だけで半日~丸1日つぶれるのが普通なので、チームスポーツを続けている子に比べれば、体力的には楽なほうだったと思います。
さすがに小5の2月以降からは塾が週4、模試も入れると週5になるので、子どもと話し合って厳選して1つだけ続けました。これは中学生になった今でも続けています。
時間割の確認・提出物の期限を守る・宿題をきちんと行う習慣
さきほども書きましたが、公立中高一貫校受検は、内申点がかなり重要です。
中学受検時に提出する報告書の中の内申点は、家庭が知る事ができません。
が、だいたいは「あゆみ」の評価と連動していると言われています。
「あゆみ」の評価は、忘れ物をしないとか、提出物や宿題をきちんと提出することも評価対象です。
小学校低学年の頃から、これらはきちんとやるのが当然・当たり前というスタンスで子どもと接してきました。
今の小学生って、宿題を忘れたり持ち物を忘れても、先生に怒られることって無いんですね。
宿題をやらなくても大丈夫~と余裕こいていた場合、私はガツンと雷を落としてきました。先生は怒らなくても、母である私は怒るからね!!!と。
小学校低学年の子に、優しく諭しても舐められるだけ。よそはよそ、うちはうち。宿題はやるのが当たり前!これ徹底!!今の論調からは逸脱した行為だと思うのですけどね。
頑張って確認したけどうっかり忘れ物しちゃった、たまたまその日は疲れ果てて宿題忘れちゃった、はOK。そんな事もあるよねって平和に終わります。
でも、「やってもやらなくても、怒られないからやらない」っていう舐めた態度に対しては、母親である私は雷を落とします!!!
学校の宿題すら面倒くさがって、君は家で一体何に時間費やしてるんだ、勉強できることは幸せなことなんだって、ちょっと子どもにとったら聞くのが面倒くさい説教が始まります。
そんなわけで、我が家では私がちょっとキツメに子ども達を締めている自覚があります。
当たり前の感覚って、やっぱり親の態度で決まるものだと思うので・・・いつも優しい親ではいられないです。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
どう感じましたか?
- 合格した子は、もともと公立中高一貫校受検に向いてる子だったんじゃない?
- ここまで親が意識して関わらないといけないのは大変だ、無理だ・・・
- 合格した子、残念だった子、あまり家庭の関わりに差はないのかもしれない
どれもその通りです。紙一重で決まる試験だと思います。かなりギャンブル要素があります。
そして、公立中高一貫校受検を意識はしていますが、やっていることは合否に関わらず、子どもが将来自立して生きていくために役立つことだと思っています。
うちが公立中高一貫校受検した理由は
- 親が子どもの勉強に関われるのは小学生の間まで。それまでしっかり関わりたい。
- 小学校高学年になったら、中学受験するしないに関わらず通塾を予定していた
- 高校受験を回避して6年間過ごせる中高生活が魅力的
以上の3つの理由からです。
公立中高一貫校受検は、私立中受験ほどは時間的な拘束が無く、家族でのお出かけや旅行もけっこう行けたほうだと思います。
なので、デメリットよりもメリットに目を向けて、2番目の子も本人のやる気を確認しつつ、公立中高一貫校受検に挑戦予定です。
実際に1人目の子の公立中高一貫校受検を通して大誤算だったことはありましたが・・・!
今回は、合格した子に対して勉強面、それ以外の面でどのような心がけ、具体的に接してきたか書きました。
参考になりましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
\ブログ更新の励みになります/
(1日1クリック有効)
にほんブログ村