映画「告白」は、2010年公開の映画です。
当時は興味なくて観てなかったのですが。
原作の湊かなえさんの小説にハマった時期があって、この映画の原作小説「告白」もとても面白かったと覚えていました。
3人の我が子の赤ちゃん時期の夜泣きや授乳のヤマを超え、やっと家で映画をゆっくり鑑賞する時間と余裕を持てるようになりました。
子どもたちが寝静まった夜、昔読んだ小説を思い出すように映画を一人で鑑賞した感想です。
映画「告白」はU-NEXTの31日間無料トライアルで視聴できます。
※ネタバレしてますので未見の方はご注意ください
母子関係が気になるのは母親だから
人間の心の闇を、一人ひとりの告白形式で見事に描かれている映画です。
小説だと、一番心が揺さぶられたシーンは初めの第一章「聖職者」、松たか子演じる悠子先生の独白のラスト。
牛乳に血を混ぜたって告白するシーン。悠子先生が淡々と話し続けた最後の告白の文章が、もう凄いの一言だった。
でも、映画だとラストまで心が揺さぶられ続けました。
私が心惹かれたのは、やっぱり母親を慕う子どもの心。
今が子育て真っ最中だからだろーな。
日出処の天子の厩戸皇子と少年Aを重ねて見てしまった
少年Aも、少年Bも、犯罪者!
共感したくないのに、だけど共感しちゃってる自分。
殺人の一線を超えるところは理解できないけれど、心の動きに共感しました。
特に、母親の愛を渇望している少年Aの心にグッときます。
山岸凉子先生の漫画「日出処の天子」も、母親の愛に飢えた厩戸皇子の心がテーマだと私は思ってるんですが、重ねて見てしまった。
だから、ラストの爆弾爆発のところはなんとも言えない感情で。
これぞ、イヤミスってやつですね。
見終わった後の、このなんとも言えない感情を、一人で味わえるくらい余裕が持てるようになりました。(末っ子が幼稚園に入園して、かなり余裕ができた!)
産後しばらくは、映画をじっくり見る時間もないし、今思えば常に神経を尖らせている状態で、映画に集中できない状態でした。
少しずつ子どもの手が離れてきて、自分の仕事や生き方を調整して、「余裕」が持てるようになったことに感謝。
12年の月日の流れ
映画公開から12年後に鑑賞したため、映画のそこかしこで月日の流れを感じずにはいられません。ひとまわり月日が経つと、色々変化するって本当ですね。
- 松たか子や岡田将生が若い!
- 松たか子のメイクが今の流行りとは違う
- 芦田愛菜ちゃんと橋本愛ちゃんがやっぱり美少女!
- YouTubeじゃなくて、当時は動画はブログ上で公開なのね
- 中学生女子のファッションが派手。今は真面目風が主流だから違和感。
- AKB48が全盛期だったなぁ(懐)
当時、私は結婚1年目の新婚さん。
夫婦共働きで、新しい生活に疲弊しつつも、希望いっぱいで楽しい時間を過ごしていた自分も思い出しました。
昔の映画を見返すと、当時の自分のことを思い出せて良いものですね!
まとめ
湊かなえさんの小説が好きで、この映画・告白を初めて観ましたが、キャストも豪華で色んな意味で心に残った映画でした。
映像が話の内容に合っています。
シャボン玉とともに去った少年Aの母親のシーンが忘れられない。
にしても、中学生って、みんな精神的に病むよね。これから思春期突入する我が子。
見守って、応援しよう・・。
この映画は一人でじっくり見るのがおすすめ。
15歳未満はNGなので、お子さん居る方は、子どもが寝た後の夜にどうぞ・・。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※本ページの情報は2022年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。
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