公立中高一貫校受検

【併願私立の選び方】適性検査型入試で入れる私立女子校を第二志望校にした理由

中学受験。適性検査型入試で入れる併願私立の選び方
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公立中高一貫校受検(都立中高一貫校受検)を実際に親として経験し、感じたことを記事にしています。

今回は、併願私立をどんな経緯で決めたか。

うちは親子で話し合った末、都立中が第一希望、適性検査型で受検できる併願私立が第二希望で、私立に進学することも視野に入れていました。

かもねむ堂ひよこ
かもねむ堂ひよこ
適性検査型入試を実施している学校は限られているけれど、通いたいと思える学校を見つけられたのは幸運でした
こんな方に読んでほしい
  • 適性検査型入試で受検できる併願私立をどのように選べばいいかわからない
  • 適性検査型の併願私立のどこに魅力を感じたのか知りたい
この記事を書いた人
  • 3人子持ちの主婦・薬剤師
  • 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
  • かもねむ堂の詳しいプロフィールはこちら
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普段の表情のひよこ

適性検査型入試で受検できる併願私立を探し始めた時期

適性検査型入試を行っている学校一覧を塾からもらう

都立中入試の大手進学塾enaに通っていたので、適性検査型入試を行っている学校一覧をもらえました。

路線図・地図もあったので通学できる範囲にまずいくつ学校があるか確認するところからでした。

ここで我が家は初めて知る事となったのですが、

知名度が高い難関の私立は、適性検査型入試を行っていない

のですね。

公立中高一貫校受検だと、一般的な中学受験(私立型)よりも併願できる私立が限られてしまいます。

詳しくは、こちらの記事に書いたのでよかったらご覧くださいね。

都立中高一貫校受検で親が覚悟する3つのこと。
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うちは、

  • 子ども3人全員を中学から私立は金銭的に正直キツイから都立狙い。だけど、絶対に私立無理!ってわけではない。
  • 小5の時点で、子が高校受験を絶対に回避したいという意志をもつ
  • 適性検査型と並行して、私立型の受験勉強もできるほどにはキャパが無い

上記3点の理由から、適性検査型入試で受検できる私立中の中から、通いたいと思える学校を見つけることに決めました。

適性検査型の併願私立に進学するメリットとデメリットについて
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↑適性検査型で受検できる私立中に進学するメリット・デメリットをまとめました。こちらもよかったらご覧ください。

学校説明会や文化祭に足を運ぶ

2つほど良いなと思える学校があったので、実際に学校説明会や文化祭に足を運びました。

インターネットで情報をすぐに取得できるので便利ですね。

小5の夏から小6の秋にかけて、です。

最終的に併願私立の志望校を固めたのは小6の秋でした。

正直、学校に行ってみるまで「偏差値が物足りない」というデメリットばかりが気になっていたのですが、行ってみたら「ここで6年間の学生生活を過ごせるのは子どもにとって良い選択かもしれない」と思えました。

適性検査型入試で受検できる併願私立を選ぶポイント

併願私立の何に注目して選んだか書いていきます。

学費

当たり前なのですが。。。6年間払い続けられるかシミュレーションしました。

わが家は、大手進学塾enaに小4から3年間通いました。最後の1年間、小6で150万円ほど支払いました。

かもねむ堂ひよこ
かもねむ堂ひよこ
預金通帳の減り方がやっぱり今までと全然違う、と思いましたね・・・

これが6年間続くことを想定してやっていけるか考えました。

また、私立によっては特待制度を設けている学校もあります。特待だけで学校を選ぶのは個人的に良くないと思っているのですが、たまたま行きたい学校に特待がある場合はチャンスです。

私立型の偏差値

適性検査型入試を実施している私立中は、私立型の2科・4科の中学受験ももちろんやっています。

その私立型の偏差値を確認しました。

Y偏差値40以上はほしいな・・・という目線で探しました。

過去問

適性検査型入試の過去問は、書籍で販売されているケースはあまりなく、学校のホームページに過去1年分だけ公開されていたり、学校説明会をオンラインなどで視聴する形で知るパターンが多かったです。

Y偏差値30台の学校の場合は、都立中の対策さえしていれば、特に過去問対策不要だったりします。

かもねむ堂ひよこ
かもねむ堂ひよこ
まさしく、都立中入試前の本番練習という形で、都立中の過去問に寄せた良問が出題されるケースです
校風が子どもに合っているか

子どもが行きたい・私も行かせたいと思えるかが最重要なので、学園祭や学校説明会に足を運びました。

子どもには、この学校に6年間通うイメージを持てるかどうか、生徒の雰囲気をよく見てもらうようにしました。

学校の偏差値の高い低いに関しては、子どもに特に情報を与えませんでした。

すでに親がY偏差値40以上というフィルターをかけた上で、子どもに候補を提示しているので、子どもには偏差値という物差し無しで、子どもが気に入った学校を選んでもらうようにしました。

完全中高一貫校

中学から私立に通うからには、そのメリットを最大限活かせる学校を、と考えました。

高校受験で入れない=中学から入れて良かった!と思えるし、大学受験に有利な授業進度が見込めるというのもあります。

大学合格実績

推薦の充実度や、大学受験に臨みやすい環境かどうか確認しました。当たり前のように、全員が大学進学している学校かどうか。

内部進学者が多すぎて、受験モードにならない雰囲気の学校は敬遠しました。

中学受験の偏差値の割に、大学合格実績が良い学校は探せばあります。

保護者が大学受験に熱心な層が集まっている(大学受験への塾代を惜しまない)、学校が大学受験に手厚い、指定校推薦が充実している、6年前は中学受験の偏差値が高かった等々、色々な理由が考えられます。

1学年の人数

極端に1学年の人数が少ない学校は敬遠しました。色んな同級生と関わる機会を持ってほしかったため。

学校の知名度・伝統

私自身が私立女子校出身で、知名度や伝統がそこそこある学校でした。

大人になってから、色々な場面で役に立ったんじゃなかろうか、という経験がありました。

古い考えだけど、大事に育てられたという良い印象を持たれる。就職の時も、結婚の時も。あって損することはない。

私自身の実感から、私立中の場合、特に女の子は学校の知名度・伝統を重視しました。

通学時間と電車の込み具合

通学時間と電車の込み具合もよく確認が必要です。6年間も通いますからね。

ただ、選択肢が少ない適性検査型入試で入れる併願私立の場合、妥協しなければいけない点でもあります。

うちは、通学時間を妥協しました。でも、その代わりに電車の込み具合はよく確認して負担なく通えるところにしました。

詳しくはこちらの記事をご覧下さいね。

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子どもに合わせた併願私立を決めよう

小6秋になり、受検も佳境に入った段階で、「高校受験リベンジ」はうちの子はメンタル潰れそうだと思ったし、学費はかかるけどのびのびと学生生活を過ごしてほしい気持ちに傾いていた。

小6の受検生と過ごしていた私は、また高校受験でこんな風に思い悩むのがもう嫌だったってのもかなりある!(笑)

「選べる中から選ぼう」という決断となり、偏差値と通学時間は妥協するけれど、それ以外は魅力的だと感じた私立中を第二志望としました。

私立女子校で過ごす6年間が、偏差値だけでは測れない魅力があることを母親である私が知っていたことも大きいです。

本人の実力より偏差値的には10くらい下の学校であり、もっと偏差値的にちょうど良い学校にチャレンジさせたい、という後悔は残ったでしょう。でも、適性検査型入試を選択した時点で、選べる私立が限られるのは受け入れざるを得ない。

中学受験真っただ中の時は、少しでも偏差値が高い学校に行ってほしいという願いが一番前に出てきてしまうものですが、実際に中学生活を送るようになった今振り返ってみると、中学生活が楽しめるのが何よりも一番大切です。

ポイントは、

  • 都立中が残念だった場合、高校受験に前向きに取り組めそうな子か
  • 併願私立は偏差値で選ばない

です。

それぞれの親子にとって納得の答えが見つかりますように。

経験談が少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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