都立中高一貫校受検を実際に親として経験した「かもねむ堂」です。
塾と習い事の両立は、親として頭を悩ませる問題です。
塾と習い事の両立に関して私がぶち当たったで悩みを、どう対処したか・今後対処していくか書いていきたいと思います。
- 習い事を頑張りたい子に中学受験をやらせることに罪悪感がある
- 成績がよくないのは習い事を続けているせいなのではないか
- 子どもが楽しんでいる習い事を塾通いのためにやめることは是なのか
- 学年が上がり塾と習い事の両立が物理的に不可能になってきたらどうすれば・・・
参考にしてもらえるととても嬉しいです。
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
- かもねむ堂の詳しいプロフィールはこちら
よろしく!
都立中受検に塾通いは必要?
そもそも、まず塾通いしないといけないのか?という点について。
一般的な私立中学を目指す中学受験の場合なら、塾が必須なのはわかる。
でも、都立中受検には塾なしでも受かる子は受かるのでは???
という疑問がある方へ。
上の子が都立中に進学した私の、狭い交友関係から得た情報になりますが、塾なしで都立中受検に合格できる子は、かなりレアキャラです。
- 都立中が求める人物像と子どもが一致する
- 親が塾並みのカリキュラムを用意できる
- 子どもが素直で親と一緒に頑張れる
この3つを満たせないと、都立中受検であっても、塾なし合格は厳しい。
うちは下2つの項目が無理なので、がっつり3年間、進学塾に通いました。
都立中が求める人物像ってどんな子?と気になった方はこちらの記事を見てくださいね↑
習い事を頑張りたい子に中学受験をやらせることに罪悪感がある
もし、習い事を頑張っている子がいて、でも親としては中学受験をさせたいと思っている場合。
都立中受検であれば、小4と小5なら塾との両立は可能です。
「私立中学のための中学受験」と比べれば、塾通いの負担は少ない。小4は週2、小5は週3。夕飯を家で食べれる時間に帰ってこれる。
うちは上の子の時、小4・小5の季節講習(夏期講習・冬期講習・春期講習)は、小5の夏期講習しか受講しませんでした。
中学受験のために、習い事を犠牲にすることなく、小4と小5は過ごせました。
習い事は運動系と芸術系を3つ、小6のカリキュラムが始まるまでずっと続けていました。
小6の間は、本人の希望で1つ続けていました。直前の12月と1月だけ物理的に通えないため、休会しました。
ところで、もし中学受験をしない場合であっても、中学受験を考える親なら、何かしら家庭学習や学習塾で子どもに無理ない範囲で勉強をするよう促すものですよね。
なんでもそうですが、進学塾に通っていたら、それが日常になって塾が意外と楽しくなってくる、というのはあります。
何事もやってみないとわからない。小4・小5の間は、とりぜずやってみて、それから今後のかじ取りを考えることが、都立中受検は可能です。
成績がよくないのは習い事を続けているせい?
習い事をしていなければ、休息の時間をとれるから、もっと集中して勉強する子になるんじゃないか!
習い事に時間をとられることで感じる、親のあるあるです。
ですが、都立中受検の場合、模試の成績の乱高下は当たり前。
だから、塾に通ってカリキュラムについていけていて、宿題や課題をなんとかこなせているなら、習い事は続けていて大丈夫。
子どもが習い事を続けたいなら、絶対に続けた方がいい。
習い事を辞めるかどうかは、小5の2月(小6のカリキュラムが始まる)で物理的に続けるのが不可能になった時に考える。
小6からは、小4・小5とは比較できないくらい時間的な拘束がハードになります。
習い事を続けたいから中学受験を撤退するのは英断です。
中学受験を辞めるにしても、高校受験に向けてどのように勉強していくか、子どもと話し合って決めていくことになります。
楽しんでいる習い事を塾通いのためにやめることは是なのか
否、です。
子どもが楽しんでいる習い事は、辞めないで両立できる方法を、親は頑張って探す必要があります。
子どもの性格もすごく関係していて、ある程度頑張ったからもう辞める!ってスッパリ辞める意志を見せる子もいれば、絶対に辞めないで続けるんだ!っという意志を見せる子もいます。
自分の意志を見せてくれる子は、親としては、とてもやりやすいです。応援しやすいですから。
難しいのは、自分の意志が無い子。
習い事続けたいと言うけど、言うほど熱心という風には見えない。受験勉強も、どっちでもいい~と人任せな態度。
小学生だから、仕方ないんですけどね。
とはいえ、続けたいと言っている子どもの意志は尊重すべきで、まさにうちの第二子のことなんですが。
進学塾に入れたいけれど、習い事の曜日と丸被りなんです。
ちなみに、都立中受検に強い進学塾enaは、基本的に全校舎同じカリキュラムを同じ曜日で実施しています。
なので、通える校舎が複数あったとしても、どちらも習い事の曜日と被ってしまいます。
だから今は習い事優先。学習塾で基礎を少しだけやっています。
そんなに習い事を頑張っているようにも見えないけれど、続けたいという本人の意志は尊重しつつ、都立中受検にも高校受験にも対応できるような学力を身につけさせるため、試行錯誤中。
習い事と学習塾の両立の様子を見て、本当に都立中受検のために塾通いすることがこの子に合っているのか、見極めている最中です。
学年が上がるにつれ塾と習い事の両立が物理的に不可能になってきたら
小5の2月(小6のカリキュラムが始まる)で物理的に習い事を続けるのが不可能になります。
個人で細々と続けられるタイプの習い事なら、勉強の息抜きとして続けることは可能。
でも、サッカーなどのチームスポーツは物理的にかなり厳しい。
でも、合格した子の中で、サッカーを続けてきた子が居るのも事実。クラブチームに所属するほどだから、ガチで続けてきたはず。
塾なしで合格したレアキャラの子なのかどうかは、わからないのですが・・・。
小6で両立を目指す場合、習い事を優先した日は、オンライン授業を後で視聴するという手段になります。
とはいえ、チームスポーツに完璧に出席することは不可能でしょう。
そのため、チームの理解が絶対に必要になります。
そして、本人の強い意志とタフな身体と集中力。
結果がどうであれ、両立したことを後悔しない心。
ちなみに、うちの第二子はチームスポーツをしていて、本人の続けたい意志がとっても強い。
それだけ好きなモノがあることは、人生の宝物になると感じていて、できる範囲で私は応援しています。
ただ、中学受験という視点だけで見ると、チームスポーツと中学受験の相性はよろしくない。
チームスポーツを続けながらの中学受験はやはり不利です。
- 拘束時間が長い(週末の半日、終日拘束は普通)
- 体力が無いと両立不可能(中学受験だけでもタフである事は必須なのに)
- 塾のオンライン授業受講検討、定期テストの振替(日付変更・自宅受験)など調整が必要
- チームスポーツに打ち込んで完全燃焼はできない
- 幽霊部員となる時期がある事に対して、チームの理解が必須
ただ、都立中受検の適性検査の作文を書く上では、有利な点はあります。
作文を書く上で、本人の経験がたくさんあること、引き出しがあることは本当に重要。
頑張りたいという意志を持って続けてきた経験、チームの仲間と過ごした時間で得た経験、中学受験との両立の経験、などなど。
絶対に良い作文が書ける!
どうすれば両立できるか、親子で試行錯誤する経験も将来の糧になるはずです。
中学受験と習い事の両立は
- 都立中受検なら小4・小5は両立できる(とりあえず始めてみるのはオススメ)
- 小6での受験撤退は英断(経験は無駄にならない)
- 習い事の経験は作文に活きる
- チームスポーツが受検に不利なのは事実
- 最終的には子どもの意志を尊重することが大切
中学受験と習い事の両立はハードだし、後悔が残らないようどちらも頑張るのは、かなり大変。
うまく息抜きをさせつつ、息切れして倒れないように調整する親の役目はかなり重要です。
都立中に進学してみると、勉強はやって当たり前。
勉強にプラスして自分のやりたい事も頑張るって姿勢の子が多いことに気が付きます。
もし都立中受検が残念だったとしても、両立を目指した経験は、子どもの将来を長い目で見た時に、良い結果が待っていると感じますよ。
塾としては、合格のためには両立をオススメしないと絶対に言うと思います。特に拘束時間が長くて休みにくいチームスポーツに関して。
ですが、親目線では、子どもが絶対に辞めたくない習い事を持っていることは、幸運なことです。
本人の意志を尊重して、決めた決断(小6は習い事を中断、なんとか両立して続ける、など)なら、本人も納得しているので、中学生以降は自分でどうしていくか決めてやっていける子になると思います。
親の試行錯誤はずっと続く、ってのがツラいところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
\ブログ更新の励みになります/
(1日1クリック有効)
にほんブログ村