末っ子が幼稚園から小学生になるタイミングなので、薬剤師として就職活動しました。
今回の記事では、子持ちブランク薬剤師が就職活動した経緯・結果・今後について書いていきたいと思います。
↓3年前にも、末っ子が幼稚園に入園するからと就職活動した記事はこちら。コロナ真っ最中で、薬剤師求人がほとんど無い時期でした。
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 臨床研究の仕事と子育ての両立に燃え尽きて、3年半ちかく無職です
- かもねむ堂の詳しいプロフィールはこちら
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【ブランク15年ママ薬剤師】就職活動した経緯
子どもたち3人のケアを第一に、と言ったら聞こえはいいですが。
とにかく私が燃え尽きてしまったのが3年半前に仕事を辞めた理由です。
↑まさに風呂キャンセル界隈。
↑臨床研究の仕事を頑張り過ぎて、家事育児・自分のケアに手が回らなくなりました
長年続けてきた仕事を手放したことによる喪失感、自分のキャパの狭さに自己嫌悪などダメージが大きく、すぐに再就職という気持ちにはなれませんでした。
末っ子が保育園退園したことで、幼稚園入園までの1年間は預け先が無かったことも専業主婦になった大きな理由の1つ。手狭になった家を引っ越ししたこともあるし。
とはいえ、上の子ども2人は保育園にガッツリお世話になり、当面は将来の教育費を心配しないで済むよう生活設計してきた経済面の安心感が専業主婦を選択できた一番の理由。
一番上の子はもう中学生ですが、中学生よりも保育園の頃のほうが働きやすかった。
「中学生には心を離すな」というけど、私にはバリバリ仕事しながら家庭で母親の役割もしっかりできる自信がありません。
保育園時代は、自分はヘトヘトだけど子どもは保育園大好きでスクスク大きくなってくれたので、大変さの種類が違うんですね。
私の場合は、仕事と家庭を両立して働けたのは、信頼できる保育園のおかげ。小学生や中学生が家にいる状況を気にしながらガンガン働くのは、自分のキャパ的に難しいと実感しています。
今こそ薬剤師資格を活かす時
現在の私は専業主婦としてブランク3年以上。
薬剤師資格を必要とする調剤薬局の仕事のブランクは15年以上!
また、自分が調剤薬局を辞めた理由を考えると、復帰するのは勇気がいります。
とはいえ、自分は定年60歳まであと20年近くあるわけで、ずっと無職ではどうなんだ。また仕事をする喜びを感じたいという気持ちが時々襲ってくる時期があります。
ちょうど末っ子が小学生に上がるタイミングのため、この気持ちを抑えることができずに就職活動しました。
【ブランク15年ママ薬剤師】就職活動内容と結果
自力応募はオープンワークを利用。3社に申し込み。
薬剤師の転職エージェント2社に登録。
調剤薬局を全国展開している会社 パート薬剤師として応募
応募→書類選考→カジュアル面談30分→本応募せず
本応募しなかった理由は、カジュアル面談でお話していく上で、シフト調整の協力が私はまだ無理だと感じたから。
まだ子ども最優先で動きたいので、応募は迷惑をかけると判断しました。
臨床研究・治験の会社 モニター(CRA)を後方支援する業務に応募
応募→書類選考→カジュアル面談30分→本応募せず
リモートワーク可、フルフレックスであること、業務内容が前職の経験から想像できたことから応募。
カジュアル面談で、入社希望時期が合わないことが判明。
週1程度の出勤時に幼稚園ではお迎えが間に合わないので、本応募は辞めました。
末っ子が小学校3年生くらいなら本応募していた・・・かな?
とはいえ、治験の仕事はハードワークなので、支援業務といってもやっていける自信は全く無し。
化粧品を開発している会社 製造販売・品質保証責任者
応募→書類選考で落選
いけるかなと思いましたが、やはり未経験職では書類選考で無理でした。
転職エージェント(リクナビ薬剤師)に登録
転職エージェントのリクナビ薬剤師にまず登録。特に電話はかかってこない。
扶養範囲内希望で登録したので、きっと私の優先順位は一番下だろうなと。
メールで希望勤務時間等の返信依頼が来て、私が返信していないので、その後音沙汰なし。
転職エージェント(レバウェル薬剤師)に登録
レバウェル薬剤師は登録完了後に数秒で電話連絡があり、ぶったまげました。
扶養範囲内での就業希望のため、かなり条件が悪いはずなのに、めちゃくちゃ丁寧な応対でなんだか感動。
子育て中心になってしまう時期はある、でも働きたいという気持ちに精一杯応えます、という理解を示してくれたことが印象に残りました。
かなりワガママな条件でしたが、4社見つけてきてくれました。
- 扶養範囲内での勤務
- 平日10時~14時の勤務+土曜に月1回以上入る
- 来年度から小学生のため平日9時~15時の範囲で勤務可能になっていく
車通勤が必要であったり、遠すぎたり。学区内すぎて知り合いに会いそうだったり(デリケートな診療科があるため)。
そのため4社とも本応募は見送ることにしました。
【ブランク15年ママ薬剤師】就職活動した今後
今回就職活動をしてわかったことは下記のこと。
- 職歴で経験のある職種は、ブランクがあってもカジュアル面談に進めた。
- 未経験の職種への就職活動は、やはり難しい。
- 薬剤師の需要はまだまだある。
- 自分は就業意欲が足りないと改めて気づいた。
ブランクがあっても、やる気があれば仕事はどこかにあるという自信を持つことができました。
調剤薬局はやっと調剤より投薬優先で仕事ができるようになり、職能を発揮できる環境が整ったことを知り嬉しく思う。私が薬剤師していた15年前は、いかに素早く調剤して薬歴書けるかが大事ってくらい人手不足でひどかったから。
薬剤師の専業が補佐の方やAIがやってOKになっても、最終的な責任は薬剤師にあって、薬をたくさん飲む人にとって信頼できる薬剤師がいることはとても安心できること。
働ける時がきたら、頼れる薬剤師に頑張ってなろうと未来を想像しました。
専業主婦していると、とにかく人の役に立ちたいという気持ちが湧いてくるものですね。
そして、今は家事育児、子どものケアや勉強の見守り等々、家庭の切り盛りが自分の仕事だと決意できました。あと数年・・・!
そして、いざ就業という時期が来たら、研修認定薬剤師を取得して、就業可能時間を明確にした上で長く働ける職場を見つけようと決めました。
なぜ今すぐ働かないのか
薬剤師資格を持っていると伝えると、どうして働かないの?と聞かれます。
それは、私が前職をバーンアウトしたというのが大きな理由です。
- 仕事のこと考えないでのんびり子どもたちと過ごさないと、時間軸が合わなくて子どもに怒ってばかりになってしまう
- 仕事量が調整できない。自分の限界を超える前に辞めようと決意
お金に不安がなければ、この貴重な子どもが小さい時期、家で私がのんびりしてるほうが良いんじゃないかなと。
薬剤師資格があれば、再就職先はきっとあるという安心感も後押ししました。
最近の世間の意見(共働き推奨)とは違うのかも。なんで働かないのかよく聞かれます。
大多数の人と違う状況で居続けるには強い意志が必要で、時々再就職できるのか不安になったり、また働けるんじゃないかと就職活動をしてみたり。
そして、やっぱり私にはまだその時期じゃないと悟る。
恐らく次に再就職を目指すのは、末っ子が小学3年生か4年生の頃。
その頃に備えて、健康な生活を心がけていこうと決意しました。
女性の人生は何かを選び取る重大な選択が20代・30代は多すぎて、そして何が正解かは人それぞれだから難しい。
こんな人間もいます。40代のうちに、また仕事を再開していきたい!また報告できるといいな。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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