PHP研究所から発行されている迷路シリーズはご存じでしょうか。
今回は、このシリーズの第一弾として出版された「時の迷路」と
第一弾の続きとして後に出版された「続・時の迷路」の
2冊について年代別の子どもの楽しみ方をレビューします!
歴史に興味を持てる仕様になっているので、小学校高学年からの歴史の授業に楽しく取り組めるきっかけになりますよ。
我が家には小学校高学年、小学校低学年、幼稚園児がいますが、どの年代でも楽しめることがわかりました!
年齢によって、3者3様の楽しみ方をしているので、年齢別にどのように楽しんでいるかをレビューします!
- 何年経っても何度でも読んで遊べる絵本がほしい
- 年齢別にどのように時の迷路を楽しんでいるか知りたい
- 勉強の役にも立てる絵本を知りたい
「時の迷路」「続・時の迷路」について
迷路・隠し絵・クイズ・日本の歴史・物語を一度に楽しめる絵本です。
個人的には、隠し絵を見つけるのがとっても楽しいです。隠し絵なら、3歳児でも楽しめます!
迷路が題名にありますが、どちらかというと「ウォーリーを探せ」をイメージしたほうがいいかもしれません。
(ウォーリーは今のご時世的にアウトな人間の描写がたくさんありますが、時の迷路には皆無です!)
描き込まれた見開き1ページの中に、これでもかと楽しめる秘密が散りばめられています。
作者の香川元太郎さんは、歴史考証イラストの専門家で、日本画家でもあります。
絵は、温かみがありながらも写実的で、細部まで本当に描き込まれてます。
「時の迷路」の目次
- 旅の始まり
- 恐竜時代
- 氷河時代
- 縄文時代
- 弥生時代
- 古墳時代
- 奈良時代
- 平安時代
- 鎌倉時代
- 戦国時代
- 江戸時代
- 時の回廊
歴史好きの小学5年生の娘は、室町時代が飛ばされていることに苦笑。そういう扱いなの?!って聞かれました。
うん・・・そうかもしれない。
戦国時代は、長く続いた室町時代の末期に含まれるけれど、完全に戦国時代が室町時代を喰っている!
でも大丈夫、室町時代といえば、映画「犬王」の舞台だよ!って言っておいた。
「続・時の迷路」の目次
- 旅立ちの公園
- 黒船(幕末)
- 文明開化(明治)
- 小学校(明治)
- 絹糸の村(明治)
- 銅山(大正)
- 博覧会(大正)
- 戦争の時代(昭和)
- 焼け跡の街(昭和)
- 昭和の横丁(昭和)
- 豊かな社会へ(昭和)
- 未来の博物館
初版発行が2005年(平成17年)なので、載っているのは昭和までです!
次に、それぞれの年齢別の遊ぶ様子・楽しみ方を箇条書きで書いていきますね。
隠し絵大好き!3歳児(年少)の楽しみ方
- 「迷路」「隠し絵」「むつかしい迷路」「クイズ」「さがしもの」は初めは一人でできない。
- 親と一緒に何度かやるうちに、覚えて1人でやるようになる。
- 自分1人でできるところを親が見てあげると、ものすごく満足している(親は付き合うのがちと大変なので、時間に余裕のある時だけお付き合い。)
- 一番好きなのは隠し絵。
- 慣れてくると、巻末の答えを自分で確認している。
- 一人でひたすら絵を眺め続けて楽しんでいる時間も多い。
昆虫の迷路が3歳にはおすすめ
迷路シリーズで初めて読んだのは、実は「昆虫の迷路」です。
3歳には、時の迷路はまだ難しすぎますが、昆虫の迷路はわりと簡単でした。絵柄が大き目で、問題もわかりやすいと感じました。
昆虫の迷路は、これでもかと昆虫がたくさん出てきます。
昆虫の名前もさりげなく絵と調和して書かれているので、虫の名前にも詳しくなります。
虫に少しでも興味を持っている子なら、絶対に楽しめる本です!
各時代を覚える!小学2年生の楽しみ方
- まだ日本の歴史についてあんまり知らないので、各時代の名前を知ることができる。
- 「迷路」「隠し絵」「むずかしい迷路」「クイズ」「探しもの」全てワクワクしながら1人で楽しんで遊べる
- 難しくて解けない問題の時だけ、親と一緒に考えて遊びました。
- 絵本の物語に沿って、トケイ石を探して時代をワープしている感覚が楽しめたようです。
小学生が学校で歴史の授業を習うのは、小学5年生からなんですね。
だから、それまでに少しでも歴史を身近に感じられる体験ができると、歴史の授業が始まった時に興味をもってくれるかな。
と、いってもうちの小2男子が興味を持ったのは、氷河時代のマンモスや縄文時代の埴輪なのですが(笑)
乗り物の迷路が小学校低学年男子にはおすすめ
迷路シリーズの1つ、「乗り物の迷路」も読んだのですが、こちらは迷路やクイズがちょっと難しいと感じました。
文章がどれを示しているのかわからず、私が聞かれること多々。難しいからこそ、乗り物大好きな息子は興味津々でやっていました。
時の迷路にハマったお子さんは、その子が好きなジャンルの他の迷路もぜひ挑戦してみてください!
歴史に一層興味が持てる!小学5年生の楽しみ方
戦国時代から日本の歴史にハマっている小5女子。
ハマったきっかけは、こちらの戦国姫シリーズの本なので、興味がある方は是非!
- 物語を楽しむ。
- 迷路はそんなに難しくないと感じる。
- 平安時代は、猫をリードに繋いでいたこと、逆に犬は放し飼いだったことなど、当時の暮らしに興味を持てる豆知識がちりばめられていて、歴史好きはより一層歴史が楽しくなる。
- 続・時の迷路では、まだ馴染みが薄い明治・大正・昭和が舞台なので、近代史にも興味を持ちやすい。
遊んでいるだけで、自然と勉強に繋がっているというのが、とても良いですね。
また、末っ子3歳児の読んで攻撃は、母親の私だけではなく小5の娘、小2の息子にも向けられます。
小5娘は本好きなので、わりと読んであげていることが多くて、自然とコミュニケーションと音読の機会になっていますね。
小2息子も、隠し絵を見つけることや迷路を一緒にやることがメインにはなりますが、末っ子3歳児と一緒に本を楽しんで、小2息子自身が絵本を読んであげる機会になっています。
まとめ
「時の迷路」「続・時の迷路」は、子どもたちにとって、どの年齢でもそれぞれに楽しめる絵本でした。
特に隠し絵を見つけることが、年齢を問わず子どもたちは大好きです。
歴史に興味を持てる仕様になっているので、小学校高学年からの歴史の授業に楽しく取り組めるきっかけになりますね。
いろんなシリーズが出ているので、お子さんの興味があるところから、攻めて(?)いってみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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