中学受験のために進学塾に通っている小学5年生の娘。
「友達と同じ塾に行きたい」と言い出しました。
友達は別の塾に通っています。
ただのワガママなのか、本気なのか。
母親である私が、子どもの希望に振り回された経験から、親の対応方法を整理し、具体的に何をしたのか書いています。
無事に落ち着いた今、振り返って思うことは、
今一度、塾通いの意味や理由について、親子で考え直す良いきっかけになった出来事でした。
そして、ひとつひとつ対応したら、落ち着くところにストンと落ち着きました。
私は一人でクヨクヨ悩み過ぎてしまったので、この記事で少しでも具体的な対応方法を知って、参考にしてもらえたら嬉しいです。
- 「友達と同じ塾に行きたい」と言われて困る理由
- 子どもへの対応方法
- 友達のママさんへの対応方法
- 今通っている塾への対応方法
- 友達の通っている塾への対応方法
こんな方に読んでほしい
- 子どもから「友達と同じ塾に行きたい」と言われて困っている親御さん
- 対応方法を整理して、子どもと向き合っていきたい親御さん
「友達と同じ塾に行きたい」親が困る理由
中学受験を考えているなら、友達を追って同じ塾に行くことは、なるべく避けるのが無難です。
(受験関係無しの学習塾なら、本人のやる気が出るなら良いと思います。)
なぜなら、中学受験のための塾ではテストの連続なので、どうしても他の子の学力がなんとなくわかってしまうのです。
仲の良い子であればあるほど、その友達の成績が気にしたくなくても気になってしまう!
子どもは気にしないと思います。親が気にするのです。
仲の良い子の親同士こそ、なるべく、受験関連では距離を置いたほうが上手くいくのです。
たまたま同じ塾なら問題なし。
でも、仲良しの友だちを追って、同じ進学塾に行くというのは、余計な面倒事に巻き込む・巻き込まれる可能性が高いので、よほどの理由が無い限りは避けるのが無難です。
よほどの理由とは、その塾の立地やカリキュラムや合格実績や先生に惹かれたなど、そんな理由。
下世話な話だけど、けっこう重要です。
↑これ、本当にあるある!です!
周りと比較しちゃうと、受験って本当に苦しくなります。
親は、我が子以外の情報をシャットアウトしたくらいが丁度いい。そして我が道を行くこと。
ほしい情報は、塾や学校やネットへ自分から取りに行けば、困ることは何もありませんでした。
子どもへの対応方法
親は、子どもには将来なるべく明るい未来に進んでほしいと願っています。
中学受験のために高いお金を払って塾通いをしているのも、それが理由ですよね。
まだ経験が浅く、判断が未熟な小学生だから、親として子どもの向き不向きを考え、中学受験を経験するのがベストと判断したから、進学塾に通うことを親子で話し合って決めます。
我が家もそうです。
でも、やっぱり毎日の勉強は大変です。
中学受験のその先に、何があるのかよくわからなくなることもしばしば。
それでも、塾通いが子どもにとって良い経験になると考え、子どもの意志も尊重しつつ毎日の勉強のサポートに試行錯誤しています。
そんな時、子どもから「友達と同じ塾に行きたい」と言われたら?
私の場合は、こんな風に感じました。
- 塾は友達と遊んだり、楽しむために通うところじゃない!
- 勉強する気があるのかな?
- もし転塾したら、その友達のママさんがどう思うだろうか
でも、頭から否定はしないで、子どもの話をよく聞き、親子でたくさん話をしました。
塾に通う目的をよーく考えてみて
自分の受験に合う塾を選んでほしい
今の塾でも、たまたま同じ学校の子は何人か居るよね?
友達とは学校でたくさん遊べるよね?
塾ではあんまり話せないよ。休み時間と、帰り道くらいしか話す機会ないよ。
塾のカリキュラムは1年を通して決まっている。転塾すると慣れるまで時間もかかるし、リスクのほうが高い。
私から伝えたのは上記のこと。
それでも、娘は中学受験をしたい、友達の通っている塾が気になる、そちらのほうが頑張って勉強ができる気がする、と言うようになりました。
友達が通っている塾へ無料体験に行く
何事も、とにかく自分で確認するのが一番です。
今の塾に通い続けるか、それとも転塾するか。
実際に1回だけ、体験授業を受けてきました。
娘はその1回でどんな塾なのかがわかって満足し、転塾はしないで今の塾で頑張ると言いました。
個別指導スタイルの塾に興味があり、実際に1回体験して満足したようです。
私が色々四方八方へ確認のため連絡したり、どうなるやらとハラハラしていたのが嘘のように。
本当に、あっという間の解決でした。
友達のママさんへの対応方法
友達のママさんのキャラクターや、お付き合いの深さによって変わってきますが、これは絶対です。
- 受験関連は、なるべくママ友とは距離をおくこと
今回の私の場合は、PTAで一緒に活動したことがあるママさんで、LINEで繋がっています。
ただ、母親同士はそんなに深いお付き合いはしていません。ママ友と呼べるほどの付き合いは無し。でも、子ども同士がとても仲が良い。
もし、転塾をしたら子ども達経由でママさんにもうちの子が同じ塾に入ったことは知る事になります。
なので、体験授業に行くことが決まった段階で、LINEで一言お伝えしました。
お友達の通っている塾に娘がとても興味を持ったこと。よく話し合った結果、体験授業を受けること。もしかしたら一緒の塾になるかもしれないこと。
友達のママさんからは快い返信をいただけました。
結果的に、転塾しないことになりました。
ですが、もし転塾したいと娘が決めた場合のその先を考えると、どのくらいの距離感で今後付き合えば良いのかとっても難しいです。
塾への対応方法
今通っている塾への対応方法
塾長と面談して確認したこと
- 転塾を娘が希望していること
- 塾の授業に娘がついて行けているか
- 合格実績の確認
- 今後の塾の方針の確認
- 転塾する場合の授業料キャンセル手続きの確認
今通っている塾の塾長と面談しました。これは、私が希望してイレギュラーに塾長と面談させてもらいました。
塾長から見た娘の塾の様子を確認したいのと、今後の塾の体制も確認したかったからです。
娘が個別指導スタイルの塾に惹かれたのは、塾の授業でわからないことを消化できなかったからでした。
塾長からは、質問は授業の前に受け付けているが、自分から質問が無理なら、親が電話で予約もできることなど、色々対策をしてくれました。
あと、もし本当に転塾する場合、授業料のキャンセル期限が重要になるので、その確認もしました。
友達の通っている塾への対応方法
塾長と面談して確認したこと
- 体験授業の申し込み
- カリキュラムの確認
- 合格実績の確認
- 親の考えとのすり合わせ
- 費用の確認
- 転塾する場合のスケジュールの確認
- 体験授業を受ける
娘の体験授業の反応を見る前に、友達の通っている塾の塾長と面談をしました。
進学塾というよりは、個別指導塾に近い形の塾で、中学受験もサポートするという塾でした。
いろんな形態の塾があることを知り、進学塾だけが受験の選択肢ではないことを今回知ることができました。
塾長の感じが悪ければ、娘を説得して転塾しないようにするつもりでしたが、ここの塾の方針はとても面倒見がよくて惹かれました。
娘が希望するなら、転塾もありだと感じました。
まとめ
きっかけは「友達と同じ塾に行きたい」でしたが、これによって
- 子どもの意志で転塾する・しないを決定する→自分で決めることで受験への自覚が芽生えた(はず)
- 受験する意味や塾通いの本来の目的をじっくり親子で話し合う絶好の機会となった
- 今後の勉強への意欲に火をつけるチャンスになったかも!
「友達と同じ塾に行きたい」と言われたら、とりあえずは体験授業を受けてみることが一番手っ取り速いです。
たくさん子どもと塾通いについて話し合うことが、今後の受験勉強のやる気に活きてきます。
中学受験で、子どものやる気を引き出すために試行錯誤している親御さんにとって、この記事が参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
↑無事に合格しました。こちらの記事も参考になったら幸いです。
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