初めての妊娠中に読んでいた本を、今回ご紹介したいと思います。
「はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック」という本です。
この本は、自分の出産予定日に合わせて日付を手で記載する形式の妊娠カレンダーになっています。たくさん書き込む欄があるので、妊娠ダイアリーにもなります。
10年近く経った今も、時々この本を読み返しています。妊娠中の自分を思い返したり、赤ちゃんがおなかに居た感覚を思い出すことができるからです。
一生の宝物になる本です。
はじめての妊娠・出産 安心マタニティブックのご紹介
初めて妊娠した時、とても嬉しいものですよね。
だけど、今後の自分の身体の変化、環境の変化がどうなっていくのか、わからないことだらけで不安になるものです。
これまで身近に赤ちゃんが居ない環境だった場合は、なおさらです。
私は、楽しみと不安が半分半分でした。自分の母親は他界していたので、身近に相談できる人も限られていました。
家族のように親しくしている知人が、この本をプレゼントしてくれたのは、妊娠したことを報告してまもなくでした。ちょうど、赤ちゃんの心拍が確認できて、出産予定日が確定して少し経った頃です。
この本は、自由に書き込める形式になっていて、まずは出産予定日を手で書き込みます。そして、妊娠2週0日から42週0日まで、すべての日付を書くことで、自分仕様の本となります!
おなかの赤ちゃんを想像しながら、全てのページに書き込む作業はとっても幸せな時間です。
自分用の妊娠カレンダーの完成です。
手書きする機会が減っている昨今、自分の当時の手書きの文字が残るのも、いい思い出になりますよ。
毎日の赤ちゃんの様子が詳しく書かれている
この本には、毎日の赤ちゃんとお母さんの様子が書かれています。
1ページに2日分、ときどき1日分です。毎日読むには負担のない分量になっています。
赤ちゃんの大きさや重さ、今はどれくらい?ってソワソワしますよね。そんな時、今日の赤ちゃんの様子を読むと、もっともっと想像することができますよ。
お母さんの妊娠中の困り事や、お役立ち情報も載っているので、玉石混合のネットの情報ではなく、書籍から情報を得られるのは、安心感があります。
健康な妊婦だと、心拍確認から妊娠7か月に入るまでの約4か月間は、妊婦検診が4週間に1度の頻度なんですね。
当時、初めての妊娠ということで、赤ちゃんがどのくらい大きくなっているのか気になって気になって仕方がなかった私には、毎日の赤ちゃんの様子、だいたいの大きさなど、詳細が書かれているこの本を読むことで、高まる気持ちを落ち着かせることができました。
世界の妊娠・出産にまつわる情報も
「ボルネオ島のダヤックの、難産の妊婦へのおまじない」
「ユカタン半島のマヤ族は、生後すぐの女の子にピアスを開ける」
「南米のジャララでは、出産は日常な出来事なので、出産は隠さない」
だとか、世界の出産文化がいろいろ書かれています。
今でもその文化、続いているの!?って記載もあるのですが、読み物としてはとても面白いです。
当たり前なのですが、出産は世界中で起きていることを実感します。
妊娠中の色々な制限や不自由はつらいけど、どの国の女性もみんながんばっているんだ、私もがんばって乗り越えよう!という気持ちになれます。
これから父になる男性にも読んでもらいたい
妻のお腹が大きくなるまで、今いち実感を持てない男性が大半なのではないでしょうか。
でも、一番女性の身体に変化が起きているのは、胎盤が完成するまでのつわりが一番つらい時期です。
この本を読めば、女性の身体に大変な変化が起きているんだな、ということがわかります。
全部隅から隅まで読まなくてもいいんです。毎日は読めなくても、気が付いたときに、その日の文章だけ読めばいいんです。
すごい変化が妻に起きているんだ、と気が付くきっかけになると思います。
大きくてハードカバーの本なので、とっても目立ちます。リビングまたは寝室など、手に取りやすい場所に立てかけておくのをおすすめします。
ちなみに、読んでくれない夫もいるでしょう。うちは読まない夫でした( ´∀` )
だけど、いい父親になっているので落胆する必要はないですよ。
初めて妊娠した親戚・友人へのプレゼントに最適
この本は、出産予定日が確定したら書き込める形なので、もし心拍確認できたあたりで妊娠報告を受けられたなら、プレゼントとして最適です。
早めに妊娠の報告を受けられたということは、妊婦さんにとって、信頼のおける大事な人なのだと思います。
私は知人からこの本をプレゼントとして受け取って、一人じゃないんだって心強くなりました。なかなか会う機会はないけれど、見守ってくれる人がいるって感じられると、心にとってもいいです。
Q&Aに書き込んだ記録が、自分自身の一生の宝物になる
当時はこの本を隅から隅まで、徹底的に読んだなと、パラパラページをめくるたび、当時の記憶がよみがえります。
自分が書いたメモを読んで、自分の筆跡で自分の当時の精神状態もわかります(笑)
そうそう、この情報読んだなーと、思い返しては当時の自分と、おなかの赤ちゃんの感覚を思い出すことができます。
母子手帳は、妊娠中の記載欄が少ないので、母子手帳にもっとたくさん色々記録を残したいなぁと思ってらっしゃる方には、数行の日記を毎日書き込める形になっているので、特におすすめです。
Q&Aもあって、「どんなママになりたいですか」って項目があるのですが、自分の初心を思い出させてくれます。
「子へのサポートを惜しまない母親になりたい。生活習慣を規則正しくすること。」と、私は書いてあったんですね。最近、いかに自分が楽するかばかり考えていて、朝もなかなか早く起きられないので、ハッとしました(笑)
ページの下に書かれている格言が、身に沁みる
妊娠中はピンとこなかった言葉も、今読むとわかる~と、思わずうなってしまう格言がたくさん載っています。
例えば
「あなたの一日にトラブルがあったとしても、それは別。子どもには平穏な日々を送らせなさい。」→本日の反省内容です。。。
「子どもが自分でできると思っている時には絶対に手助けしないように。」→わかっているんだけど、時間ない時は不可能なのよね。できるだけ、心がけてます。
「子どもとは、巻き毛でえくぼを持った狂人のようなものだ。」→わかる~!!!
今も昔も、日本でも世界でも、子育ての苦労はみんなが通ってきた道なんだなぁと思いを巡らせます。一人反省会の夜のお供に、この本は最適です。
まとめ
一生の宝物になる本を紹介しました。
妊娠・出産はとても神秘的で、素晴らしい体験です。
ご自愛くださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。