知育

信松院カフェの松姫さまぜんざいを食べに。戦国姫にハマった小学生と行ってきた。

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子ども3人育てている主婦です。

一番上の娘は小学5年生。今ハマっているのは戦国時代。

理由は、藤咲あゆな先生作の「戦国姫」という児童向けの小説シリーズを読んだからです。

たくさん出てくる姫君たちの中でも、武田信玄の娘、松姫様が一番のお気に入りとなりました。

そして、松姫様が開いたお寺・信松院が、東京都の西八王子駅から徒歩15分ほどで行ける距離にあるので、行ってきました!!!

戦国姫シリーズの中でも、松姫に一番ハマる理由とは

戦国姫シリーズは、戦国時代を生きた姫君たちに焦点をあてて、姫を主役としています。

なので、小学校高学年から中学生の女子が感情移入しやすい小説です。

そして、マルイノさんの挿絵が可愛いです。

藤咲先生の文章は、児童向けってことで大変読みやすく、学生の頃日本史をイヤイヤ勉強していたアラフォーの私でも、家事の合間に楽しく読めています(苦笑)。

~松姫様について~

  • 松姫は、戦国時代を代表する武将、武田信玄の娘。
  • 松姫7歳;武田・織田の同盟補強のための政略として、織田信長の嫡男、織田信忠(当時11歳)と婚約。
  • 武田信玄はまだ手元に松姫を置いておきたかったため、形式上は「武田家で織田信忠の正室を預かる」として、武田家で生活する。
  • 松姫は信忠と文通する仲となる。
  • 松姫11歳;織田が徳川に援護をしたことで、武田と織田の同盟が決裂。松姫と信忠の婚約は解消。
  • 松姫と信忠は文通ができなくなる。
  • 松姫12歳;武田信玄が亡くなる。徐々に武田家が衰退。
  • 松姫22歳;織田軍に責められ武田家滅亡の危機。武蔵の国(八王子)へ逃避行。姪っ子(督姫・貞姫)、家臣の子(香具姫)を連れて逃げる(1582年2月はじめ)。
  • 武田家滅亡(1582年3月)。
  • 信忠が使者を出して松姫と会おうとする。松姫、信忠のとこへ会いに行こうとする。
  • 本能寺の変(1582年6月)。信忠自刃にて死す。享年26歳。
  • 松姫22歳;武蔵の国に戻り、尼となる。八王子に織物を伝え、小さな姫たちを育て、地元の人々に慕われ、心の支えとなる存在だった・・・!生涯独身を貫く。
  • 松姫56歳;没。

参考;「戦国姫」とWikipediaより

たくさんの姫のお話の中でも、松姫は生涯独身を貫いた珍しい姫君です。

(当時は、結婚して政略の駒となることが姫の重要な役割でした。)

なんといっても、一度も会ったことが無いけれど、生涯想いあった純愛。

これが松姫を一番好きになった理由です。

織田信忠のことも大好きになりました。

グッとくるところは他にもたくさん。

  • 一度も会ったことがない、4年ほど手紙のやりとりをしただけだけど、お互いを想い合っていた。
  • 敵同士となり文通できなくなって10年経っても、二人の気持ちは通じ合っていた。
  • 信忠は生涯、正室をとらなかった=正室は松姫のために空けて待っていた
  • 信忠が自分の家族を殺した張本人になっても、松姫の信忠への想いは変わらなかった。
  • 武田家滅亡後、二人は会おうとしたが、本能寺の変でそれは叶わなかった。
  • 信松院の「信」は、武田信玄の信と表では通したけれど、信忠の「信」でもある。
  • 生涯を誰とも結婚せず独身を貫いた。

松姫と信忠は、婚約者同士のときに実は会って会話していたんじゃない!?って思わずにはいられないほど、二人の純愛に心打たれる・・!

この純愛が、小学生女子にも、アラフォーの主婦にも、グッとくるんですね〜!

そんなわけで、松姫ゆかりの地に行ってみたい気持ちがムクムク湧きあがり!

小学5年生の娘も是非行きたいということで!

八王子にある松姫様が開いたお寺・信松院に行ってきました!

前置き長くなってすみません!

信松院へ小学生と3歳児と一緒に参拝

信松院JR中央線なので、都心からもアクセスはしやすいです。

八王子駅と西八王子駅のちょうど真ん中あたりに位置しています。

今回、5月上旬のゴールデンウィークの最終日に来訪したため、新緑の季節で木々が青々していて清々しい天気でした。

小学5年生の娘と、3歳の息子と、私で行きました。3歳児は途中で甘えて抱っこ~となってしまい、なかなか大変な道中となりました。

信松院の入口には、松姫様の像があります。

逃避行中の松姫様?逃避行中の松姫様でしょうか?
逃避行中の松姫様?お顔を拝見・・・

武田の家紋!

武田家の家紋

手入れがとても行き届いているお寺でした。ここだけ、時間の流れがゆったりしている・・・!

信松院手入れの行き届いた素敵な空間でした

私達の他に、参拝に訪れているグループは2組ほど。ほぼ貸し切り状態!

信松院

本殿の裏手に、松姫様のお墓があります。

一般のお墓もたくさんありますが、柴田家とか、長谷川家とか、絶対に武士の家系だわ~ってお墓がたくさんでした。

慶応の頃を生きた方のお墓もあったし、本当に昔からある墓地と実感。

やっぱり空気が違いました。

松姫さまぜんざいを「カフェ金照庵」で

信松院に入ってすぐのところに、カフェ金照庵があります。

金照庵とは、松姫が逃避行中に隠れてしばらく生活していたお寺なんですね。

※ホームページには、定休日が「水曜・第3日曜」と載っていますが、お店の前の看板には「水曜・木曜・第3日曜」とあって、木曜日も定休日になっていました!お寺の都合でお休みになることもあるようなので、カフェ目当てで行かれる場合はご注意くださいね!!

カフェ金照庵の看板水曜・木曜・第3日曜が定休日と書かれています

松姫様ゆかりのスイーツが食べられます!

カフェ金照庵メニューどれにするか、迷いに迷いました!

「あんあんあんみつ」と迷いましたが、「松姫さまぜんざい」にしました!

娘も同じものを。3歳児はアップルパイ。もっと和のものにしてほしいところですが、3歳児の意志は固いです。。。

カフェ金照庵の松姫さまぜんざい松姫さまぜんざいの白玉が本当に美味しかった!
カフェ金照庵のアップルパイアップルパイは、フルーツと生クリームも載ってて豪華でした

「松姫さまぜんざい」は、お抹茶を自分で立てることができます。

抹茶をそのまま飲んでもよし、途中でぜんざいに注いで味変して食べてもよし!

めっちゃ美味しかったです。

カフェ金照庵の松姫さまぜんざいは抹茶付き娘はお抹茶を初めて自分で立てて喜んでました

店員さんが、丁寧に説明してくれました。

店内に流れる空気が穏やかで、とても落ち着けました。

座席の感覚も広いので、3歳児が一緒でもそんなに困る事も無く!

ってか、4歳の姫数人を連れて、命の保証も無い中、峠を越えた松姫って本当にかっこいいし、すごい。お付きの人が居るとはいえ、自分がワガママ言えない立場なわけで。

ワガママな姫には務まらないエピソードだらけで、本当に周りに慕われた姫だったんだろうなぁと感じずにはいられません。

まとめ

興味の持っていることを、どんどん掘り下げていって欲しい。自分の好きなことを大事にして、人生の楽しみをたくさん持って欲しい。

そんな親心から、今回松姫様が過ごした信松院を訪れました。

それに、私自身が行きたくてたまらなくなっちゃったんですね。

アラフォーにして初めて、戦国時代ってなんて面白いんだって感情を持てました。

都心からでも中央線でアクセスしやすい場所なので、ぜひ松姫に興味のある方は行ってみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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