都立中高一貫校受検を実際に親として経験した「かもねむ堂」です。
第一子が都立中受検をしたことで、都立中受検の厳しさを実感。
さらに、都立中進学後の学校の雰囲気もリアルにわかり、第二子も都立中を絶対に目指すべきとは考えられない。
- なぜ都立一本で中学受験することに躊躇するのか。
- 都立型受検ではなく私立型受験での中学受験を考えるようになったのはなぜなのか。
- 高校受験も1つの選択肢だと感じる理由とは。
3人子持ちの母親として、中学受験を経験して感じたことを書いていきます。
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
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都立一本で中学受験することを躊躇する理由
都立一本で中学受験することを躊躇する理由はずばり、都立一本の受検対策では、残念だった場合のフォローが大変だからです。
どんな結果であっても、どっしり構えて親は子を見守る・・・それがどんなに大変で辛いことか、第一子の都立中受検でよくわかりました。
うちは、第一子の希望を最大限考慮して、もし都立が残念だった場合は都立型の入試をやっている私立を第二志望校として立てました。
もし併願私立に進学していた場合、金銭面ではキツキツになり、あとに続く第二子・第三子の塾や習い事に影響があったでしょう。
私もブログ書いてる場合じゃなくて、外に働きに出る必要が出てきていたかも。
もし家族会議で色々検討した末、学区内の公立中に進学した場合は、うちの第一子の場合は中学受験もして高校受験もしなきゃいけないなんて理不尽だ!!!って親にめちゃ反抗して荒れたことでしょう。
都立中を目指すということは、リスクが高い。3年間塾通いして時間とお金をかけて対策してきた結果が残念であっても、良い経験になったと笑える日がすぐに来るとは思えない。
たまたま運よく合格したから良かったけど、第二子でもまたあのハラハラドキドキする都立中受検をするのか!?
模試に一喜一憂して、家で全然勉強しない子どもに勉強しなさいと言うのはもう疲れた。
はっきり言って、私はやりたくない。
都立中受検の場合、併願私立を見つけるのが難しいのがつらい。併願私立で是非とも本人が行きたい&親も行かせたいという学校があれば、第二子もぜひチャレンジしてほしいとは思う。
この葛藤について書いた記事はこちらです。よかったら読んでくださいね。
都立ではなく私立も進学先として考える理由
都立中に第一子が進学して感じたこと。
都立中は授業時間数が私立に比べて少ない。でも進みは速いから家で予習復習が必須。しないとついていくのが大変です。
自主的に頑張れる子でないと、どんどん置いていかれる環境。補習で面倒は見てくれるけど、やる気が無い子は高校に上がってから進級できないかもという危機感が常にある。
中学受験を無理しすぎると、入ってからまた無理して頑張らせる状況になってしまいますね。無理しすぎると燃え尽きちゃうっていうのもよくわかりました。
中学受験の真っ只中に居た時は、勉強を頑張る集団の中にいれば、自然と頑張れるはずと都立中を熱望していました。本人に意欲があり、頑張る子だったのも私に熱が入った理由。
ただ、中学生になってから、本人が自分で頑張ろうと思える状態になくて、まさしく中だるみ状態。親がどの程度介入するべきなのかわからず、とりあえず放置していました。
が、さすがに放置はヤバいと感じ、とりあえず課題やったかどうかの声かけや、スマホの時間管理を本人と話し合ってやっています。中学生になっても親の役割はけっこうあって大変です。
そんなに把握はできていないけれど、たくさん課題がでている模様。夏休みの宿題は、ペーパーワーク以外にも色々発表するスライド作成だったり、英語の音読・暗唱だったり、一筋縄ではいかない課題が山盛りという印象でした。
娘の期末テストが悪すぎだったので、私は娘が勉強を適当にサボっているんだと思い込んでいました。
しかし、違いました。
よくよく確認してみると、授業をしっかり聞いて、頑張ってついていこうとやってはいるのです。
ただ、受験の頃のようなガッツが無くて、どうしてこんなに勉強しなきゃいけないんだ、というやる気の無さがある。だからテキトーだったり、嫌いな科目はやらないところがある。
同級生は、都立中受検の狭き門をくぐった精鋭・・・みんな優秀なんですね。そんな中、モチベが下がった状態で、テキトーにやっていたらいい成績は取れなくて当たり前だったのです。
中学受験は通過点で、その先にある目標に向かって頑張っている子がたくさんいるんだと実感しました。
うちの子は早々に周りの子達の優秀さに圧倒されたようで、夢みてた将来なりたい職業は無理、と断念。(早い・・・)
目標がないと勉強って頑張れないよな・・・と私も思う。
何でもいいから頑張れる勉強を1つ見つけてほしいけど、こればっかりは本人次第なんですよね。
高校受験も1つの選択肢だと考える理由
みんな要領がよかったり、将来の目標や夢があってガッツがあったり、とにかくパワフルな子が多い印象。
中学生だからね、無気力になったり、朝起きれなかったり、学校がなんとなく辛くて行きたくない・・・ってなる子も、いるとは聞きます。
でも、だいたいの子は活き活きしている。うちの子も学校は楽しいみたいで通ってくれているので、それだけで100点満点だと感じています。
ただ、やっぱりあまりにも学力的についていけない場合、中学生のうちから塾通いを検討せざるをえないと感じています。
中学受験で塾にたくさんお金を払ったけれど、高校受験は回避できる環境であっても、塾通いが必要な場合があるんだなぁ。学習塾だから、進学塾ほどの費用ではないにしても、子どものための教育費は本当に青天井です。
都立中の雰囲気を知った今、もし第二子が都立中に入れたとしても、第二子の場合は勉強が特別得意な子でもないから、ついていくの大変なんじゃなかろうかと私は思う。
それなら小学生の今は、学習塾で勉強の習慣をつけて、英語も少し勉強して、高校受験に備えるくらいが第二子にとってはベストかなと。
小学生の今は、頑張っているスポーツを思い切りやって、中学入学後から高校受験に向けてギアを入れていくのが理想的かなと考えています。
もし都立中受検をするなら、遅くとも小5の2月には都立中専門の進学塾に通いたいところ。そろそろ決めなきゃいけないけど、本人はどっちでもいい~というから困ったものです。
私としても、第一子の頃のような「中学受験合格のための狂気」のようなものがすっかり抜けてしまっていて、「なんとかして勉強させる」という行為をもうやらなくても子どもは自分の道見つけるよね、って思っちゃっている。
私のスタンスがこれでは、都立中受検は無理だなって挑戦する前から思っている私がいる。
塾のお金は存分に出すから、中学生本人の力で高校受験で行けるところに行ければそれでいいのかなと思ったり。
都立中受検と都立中進学が厳しい理由とは
よく言われることですが、やっぱり
これに尽きますね。
都立中受検は大変だし、もし都立中に進学できたとしても、今度は学校の授業の進度について行けているのか心配は尽きません。勉強が楽しくて楽しくてしょうがない!!!って子なら親は安心なんだろうけど。
ある程度、信じて放っておくスタンスにしているけれど、都立中の勉強に全くついて行けないという状況になっていないか、時々確認する必要性をすごく感じています。
第二子が都立中受検をするか、しないかは本人の意志で決めることになると思います。
どちらの選択になったとしても、勉強する習慣が生活の中に自然とあるように、声かけしたり、時間管理したり・・・親って大変ですよね。
どの程度の子どもへの干渉が親として正解なのか、それはその子ども本人が大人になった時にジャッジを下すことになるんだろうから、親ってしんどい役割だよなって思っています。
なので、あんまり気負わず、毎日楽しく過ごせればOKってスタンスで、「ちょい不真面目がちょうど良い」という心持ちでゆるく過ごしていこうと思います。
都立中受検を考える際の、参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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