都立中高一貫校受検を実際に親として経験し、感じたことを記事にしています。
今回は、都立中高一貫校受検の勉強を始めるタイミングと、塾に通うことが必須かどうかについて。
- 都立中高一貫校受検の勉強を始める時期はいつ?
- 都立中高一貫校受検のために塾通いは必須か
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
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都立中高一貫校受検の勉強を始める時期
適性検査型試験の塾のカリキュラムが始まるのは小5から
適性検査型試験の勉強が本格的に始まるのは小5(小4の2月)からです。
小4までは私立型の、いわゆる一般的な中学受験(2科・4科)の勉強をします。科目も「国語」「算数」「理科」「社会」です。
小5(小4の2月)から、都立型(適性検査型試験)の場合は科目が「作文」「文系」「理系」になります。
通塾生の入れ替わりは小6までは割と激しい
都立中に通っているうちの子は、大手都立中進学塾enaに小4の5月から通っていました。
だいたいの通塾生の通い始めた時期を子ども経由で聞いた感じだと、
- 小4の2月から小5の7月(夏休み前)にたくさん新しい子が入塾した
- 小6(小5の2月)から入塾した子は1人か2人くらい
ということでした。
なので、
です。
そして、辞めていく子も多いです。
- 小4の頃から通塾してた子は、ほとんどの子が小6(小5の2月)までに退塾した
- 小5の頃から通塾してた子でも、数人は小6(小5の2月)までに退塾した
enaは小3が週1で月謝が無料(模試教材費のみかかる)、小4も季節講習を受けなかった場合で年間40万円なので、たくさんあるうちの1つの習い事として、通塾している子がかなり多いのではないかと予想されます。
恐らくですが、小4の頃から通っていた子は、私立型に強い進学塾に転塾する場合が多いです。
また、子どもの中学受験へのモチベーションや学年が上がる度に高くなる塾の費用を考慮して、途中でもう少し月謝が抑えられる学習塾に転塾したり、公立中高一貫校受検自体を辞めたり(高校受験に切り替え)している家庭もあると思われます。
私立型とは違って、都立型は複数校の志望校を立てにくいため、親の判断で都立中受検を辞める方向に持って行くことは賢明な判断だと私は思っています。
都立中高一貫校受検は、ギャンブル要素満点なのです・・・こちらの記事に書いてあります↓
小6から進学塾に通うのは、他の子との差を意識してしまいやすいのでオススメしません。周りを気にしない子なら大丈夫とは思います。
後で書いていますが、小6からマイペースに頑張れる子なら、学習塾(個別指導塾や家庭教師なども)で本人の弱点をしっかり指導してくれるところが個人的に良いのではないかと感じました。
小5になるまでに家庭での学習習慣は必須
進学塾に入る前に、おそらくほとんどの子が何かしら勉強をしてきています。
- 読書、漢字の書き取り、計算問題(家庭学習や公文式など)
- 通信教材(進研ゼミやスマイルゼミなど)
- 他の学習塾で週1~2回の勉強(私立型)
全く親が子どもの勉強の理解度を把握していない状態だったり、家庭学習の習慣が全くついていない場合、子どもを進学塾に行かせても理解が追いつかず、本人が塾を楽しいと思えない可能性が高いです。
そのため、よっぽど地頭の良い子は例外ですが、進学塾のカリキュラムについていくのはとても大変でしょう。
小学校低学年の頃から、家庭学習の習慣と、最低限学校の授業は理解しておく必要があります。
もし学校の勉強もついて行けない状態なら、進学塾ではお金がもったいないです、本当に。その子に合わせた指導をしてくれる、個別指導の学習塾や家庭教師を強くオススメします。
幼児~小学校低学年の家庭学習の1つとして、通信教材のワンダーボックスは良かったです。
幼児教育で行う知育の内容を、手軽に通信で体験できます。
費用が月額4200円で通信教材としては決して安くは無いのですが、幼児教室に通う場合の6分の1くらいの費用で済むのでめちゃ安いと個人的には感じます!
算数のひらめき、プログラミング的な思考力が育ち、「理系」に強くなります。最低2か月から始められるので、うちは子どもが興味のある間だけとか、長期休みの間だけ遊び感覚でやっていました。
都立中高一貫校受検のために塾通いは必須か
うちの子によると、都立中高一貫校の同級生に、顔見知りがたくさん居て驚いたそうです。
enaの季節講習や週末特訓で見たことある子がたくさん。
また、enaに限らず、どこかしら塾や学習塾、個別指導塾で対策してきた子がほとんどでした。
家庭学習のみで入ってくる子は、本当に優秀なんだろうなと思います。実際にいるから、すごい。
家庭学習で都立中高一貫校受検の勉強はどうやる?
適性検査型試験の家庭学習が難しい理由は、記述の採点が親には難しすぎるからです。
子どもがモチベーションを保てるか、という難しさは私立型と同じですね。
過去問をひたすら解いて演習していくことで量はカバーできます。
私は上の子の都立中高一貫校受検を経験したため、受検の仕組みや勉強内容もわりと理解していて、enaの問題集や過去問ももちろん家にあります。
それでも、下の子が挑戦する場合、作文や記述を私が添削して指導することは絶対に無理。親子ゲンカになるし、子どももやる気を失うでしょう・・・。
オススメは、小4くらいから通信教材で本人が自力で受検勉強を続けられるか確認し、大丈夫そうなら家庭学習で対策、でも小6の1年間だけは学習塾(個別指導塾や家庭教師などでも)で答案を添削してもらうことです。
enaの模試は必ず受検し、自分の立ち位置、弱点や苦手を親子でしっかり確認していくことが大切になってきます。
子どもを一番近くで見守っている親の選択が正解
都立中高一貫校受検の勉強を始めるタイミングについて書きました。
私立型に比べると、本人の持っている学力(読解力・文章力・思考力・ひらめき)に左右される部分があり、受かる子は受かると言われている試験です。
だからこそ、いつから塾に入れるか親は悩むわけですが、悩む場合は小5の最初の段階で進学塾に入塾し、1年間様子を見ることをオススメします。
入塾してみないと、受検勉強がどのくらい大変なのか、子どもにとって未知の世界で想像がつかないからです。
小6のカリキュラムに入る前に、本当に残りの1年、受検勉強をもっと頑張っていくのか家庭でよく話し合って決めるのが良いんじゃないかなと個人的に思います。
この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです。
都立を目指す場合に、親が覚悟しなければいけない大事なことがあります↓
合格するために何ができるか、よかったら参考にしてください↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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