公文と進研ゼミについて、実際に体験したからこそ書ける、良かったこと、悪かったこと。
お子さんに合った家庭学習の方法を考える参考になったら嬉しいです。
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 第一子が都立中高一貫校に合格したことから、子どもの勉強について発信中
- かもねむ堂の詳しいプロフィールはこちら
よろしく!
- 公文と進研ゼミの違いとメリット・デメリット
- 家庭学習にどのように取り入れると良いところを活かせるかの経験談
公文のイマイチだなと思うところが、進研ゼミのメリットのおかげで気にならなくなりました!
公文と進研ゼミの違い
まずは、公文と進研ゼミの違いを大まかに表にするとこのようになります。
- 週2回公文教室に通う・週5で宿題をこなす
- 紙プリント学習
- 公文の先生が採点して返却
- 1教科から選択可能(国・算・英)
- 本人のペースでどんどん学年を先取りする
- 通信教材で毎日のカリキュラムをこなす
- タブレット+プリント冊子学習orプリント冊子学習
- タブレットは自動採点。プリント冊子は親が採点。月1で赤ペン先生に提出して採点してもらえる。
- 小学校の学習全般をサポート
- 基本は学年の学習内容に合わせた指導
公文のメリット、デメリット
実際に体験して感じた公文の良かったこと、悪かったことはこちら。
- 読み書き・四則計算が身につく
- 学校の勉強に関しては心配なし
- 公文ほど量をこなせる通信教材は無い
- 毎日の宿題が負担
- 勉強が仕方なくこなすタスクと化す
- 公文は受け身の勉強法なので、知的好奇心が育たない
公文のメリット
公文国語、公文算数ともに基礎学力と学習習慣を確立する勉強方法として、小学校のうちにやるのは効果あり。
勉強の基礎体力的なレベルがグーンと上がります。
公文教室に週2で通うというのも、通信教材にはない居場所の1つとして、子どもに良いと感じています。(先生の雰囲気はよく確認が必要!)
集中して勉強できる場所が学校以外にあるのは良いことですね。
わが家の公文に通った子ども2人とも、公文の毎日の宿題には苦戦したけれど、公文教室に通うことは嫌いじゃなかった、集中できたと言っています。
学童行くより公文のほうが好きだった、とも。
公文のデメリット
しかし、なにより公文の大きな弊害は、毎日の宿題が仕方なくこなすタスクになってしまうことです。やっつけ仕事みたいな。
同じような問題をひたすら反復するので反射的にこなす作業になり、深く考える力や知的好奇心は伸びません。
これは、公文の特性として仕方ないことなのです。
ただ、反射的にこなす作業が悪かというと、そんなことはなく、長い目でみて公文を頑張って良かったと後々の中学受験・高校受験・大学受験で感じるのは確実です。
私自身がそうだったので。
こちらの記事に、公文の辞め時の判断方法などについて書いています!我が家の子どもたちが公文を経験したからこそ書ける、親(私)のリアルな経験談です。
公文のデメリットを相殺してくれる教材として、進研ゼミが役立ちました。
次に、進研ゼミについて説明しますね。
進研ゼミのメリット、デメリット
進研ゼミの良かったこと、悪かったことはこちらです。
- 子どもの知的好奇心を刺激して、自ら学び楽しめる工夫が満載
- タブレット教材選択でも、ほどよく紙テキストが付いてくる
- オプション教材で公立中高一貫校受検対策・思考力強化が可能
- 飽きる可能性はある
- 興味ある分野以外は真面目にやらない
- 公文経験者にとって、チャレンジタッチの内容は簡単すぎる
進研ゼミのメリット
子どもの興味をうまく引き出して、「知りたいって気持ち」や「できて嬉しいって気持ち」になれるのが本当に良いです!
子どものやる気を引き出してくれる出会いというのは、子どもによって十人十色だし、何が自分の子の心の琴線に触れるかって、結局やってみないとわからない。
手軽に通信教材で、子どもの興味関心の分野を開拓できるチャンスが広がるのが一番のメリット。
今の小学校では、探索的学習(※)を重要視しています。
小学生を持つ母親として感じるのは、子ども自身がなんでもいいので興味ある分野があり、夢中になれるもの、好きなものがあることが、とても重要です。
小学校高学年になると、自分自身が疑問に思った事柄などを見つけ、それについて調べて結果をまとめてノート提出、という宿題が毎週でています。
受け身で覇気がなかったり、無気力だと厳しい。
勉強に関連する分野で、子どもが何か好きなものを見つけるために、進研ゼミは本当にオススメです。
※探索的学習・・・生徒が自ら課題を設定し、解決に向けて情報を収集・分析したり、周囲の人と意見交換したりしながら進めていく学習活動
公文経験者の親御さんは、紙と鉛筆でゴリゴリ机に向かうことは大切だと感じていますよね。
そんな私ですが、タブレット学習を実際に経験してみて、紙で書くことと同じくらい性能がアップしていることに気が付きました。
何より、子どもが自主的に勉強するのはタブレット教材なんですよね。
学習の管理も、タブレット教材のほうが親の負担が無いです。
それでも、紙テキストが少しあることはメリットです。
子どもの書く字が読みやすいか、とめはねはらいがちゃんとできているか、どんな学習をしているかは紙テキストのほうが親は把握しやすい。
学童や児童館で少し勉強させたいって時も、紙テキストがあるのは重宝しました。
公立中高一貫校受検を考えている場合、通信教材では進研ゼミとZ会に対策講座があります。
Z会は本格的な講座は5年生から始まります。なので、小学校低学年のうちは進研ゼミのほうが取り組みやすいです。
オプション講座なので、プラスでお金が別途かかります。
ですが、オプション講座のみ受講も可能です。
教科書準拠の通常講座が簡単すぎると感じる子の場合は、公立中高一貫校受検を考えている場合はオプション講座のみ受講も可能。
紙テキストだけですが、なかなか頭を使う良問が揃っていて、好奇心を育てる問題なのがとっても良い。
どんな問題か気になる方はぜひ資料請求してみてください。
オプション講座だけ受講も可能です。
都立中高一貫校対策として、読書好きはかなりのアドバンテージ
特に、都立中高一貫校に合格した上の子は、進研ゼミの「まなびライブラリー」のおかげで読書にハマったのが合格できた要因の1つだと感じています。
まなびライブラリーは、進研ゼミに入会していれば誰でもパソコンやタブレット上で電子書籍が読み放題となるサービスです。
詳しくは、こちらの記事に書いています。
うちの上の子は、もともと本は好きなほうでしたが、まなびライブラリーで様々な児童書を読み漁り、その中でも「戦国姫シリーズ」で日本の歴史も学べる児童書で、多読速読の習慣、日本史のニッチな知識を得ることができました。
子どもの興味関心を引き出す1つの手段として、ぜひ試してみてほしいです。
進研ゼミは通常は2か月から入会可能ですが、1か月おためしキャンペーンも長期休暇前に実施しています。
ぜひ、自分のお子さんのタイミングをみて「まなびライブラリー」を紹介してあげてください。
個人的に、お子さんが暇そうにしているタイミングがベストタイミングです。
長期休暇前だったり、続けていた習い事を辞めたタイミングだったり。くれぐれも、新しいゲームソフトを買ってあげた直後は避けてくださいね。
進研ゼミのデメリット
最初の1か月は楽しく進研ゼミに取り組んでいましたが、うちの子の場合、半年かけて徐々に飽きてしまいました。
かといって、全然触らないわけではない。タブレット学習は続けています。
でも、最初の頃のワクワクしていた興味は無くなってきて、惰性で仕方なく言われたから続けている感じ。
何事も新鮮さがなくなるとこうなるのは仕方ないのかも。
公文も進研ゼミも、仕方なく続けるか・・・というモチベになるのは同じですね。
ただ、公文とは違って「勉強を始めるまでのハードル」が、進研ゼミは乗り越えやすいのは事実です。
仕方なく続けるにしても、自発的に続けられる可能性が進研ゼミは公文より断然高いので、子ども自身の自律性を少しずつ磨く効果があります。
↑自由研究のアイデア冊子が、進研ゼミから夏休み前に配られて、やりたくなったそうです。
子どもが無理なく続けられる通信教材として、進研ゼミはよく研究されて作られていて、子どものやる気と好奇心を育ててくれると感じます。
これはあるあるだと思うのですが。
やはり、興味があることばっかりやってしまうんですね。興味がないことは、適当に終わらせている模様。
漢字の読み書きをしっかりやって、漢検合格を目標に自分で時間の使い方を意識して取り組んでほしいけれど、難しい。
通信教材で助かる部分は大きいけれど、子ども自身が自覚して頑張ろうという気持ちにならないと、公文でも進研ゼミでも、何やっても達成は難しいですね。
漢検の記事はこちらです。
公文を1学年でも先をやっていた場合、チャレンジタッチの内容は簡単と感じると思います。
算数の図形など、公文算数でやらない箇所はタブレットでわかりやすく解説してくれるので効果あると思います。
予習と復習を兼ねて、学校の勉強をしっかりするという目的なら問題ないですが、中学受験を見据えるとなると、教科書準拠の通信教材は物足りない。
スマイルゼミも同様ですね。
進研ゼミやスマイルゼミを利用して、勝手に学年を超えた漢字の勉強や計算問題に取り組んでくれる子なら何も親は苦労しませんね。
ですが、やらなきゃいけない最低限の範囲(1日15分ほどで終わる)だけやって、あとは何もしないって子だと、もうちょっと頑張れないの?!と正直、親は思ってしまいます!
公文も進研ゼミも上手く使い分けて、子どもの学力向上に利用しよう
子どもの「勉強できる・できない」の差ってなんだろう・・・とよく考えるのですが、その1つとして「宿題をやろう!って行動をすぐに起こせるかどうか」が1つの要因と感じています。
日々の宿題を始めるエンジンをかけるのがすごく苦手なんですね。
公文も進研ゼミも、学習習慣を確立する良い教材です。
ただ、伸ばせる能力としては、違いがあることを今回の記事で書いてきました。
どっちが良いのか、ではなく、どっちも良い!本当に!!
子どもに合いそうなほうを試してみる、続けられそうなら続けるのが一番。
続けられなかったとしても、何かしら得るものが公文も進研ゼミにもあります。
この記事が参考になったらとても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
\ブログ更新の励みになります/
(1日1クリック有効)
にほんブログ村