公立中高一貫校受検にはさまざまなメリットがありますよね。
でも、実際に受検生をもつ親になって「意味ない」と感じてしまうことが度々ありました。
この記事では、公立中高一貫校受検が「意味ない」と感じる理由と、
それでも公立中高一貫校受検を選択した理由について書いています。
- 公立中高一貫校受検するか迷っている親御さん
- 公立中高一貫校受検をする場合、何が大変なのか知りたい親御さん
- 3人子持ちの主婦・薬剤師
- 公立中高一貫校受検に上の子が挑戦・合格した経験から記事を書いています
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よろしく!
公立中高一貫校受検は「意味ない」と感じる理由
- 本気で頑張れないなら意味がない
- 成績が上がらないなら意味がない
- 塾代が高すぎるから意味がない
「意味ない」と感じる瞬間と、克服までの経過を書いていきますね。
本気で頑張れないなら意味がない
本人に意志を確認して公立中高一貫校受検のための塾通いを始めてみたものの、受検が自分の将来にどう直結するか想像できない小学生には、親のサポートが必須でした。
本気で頑張ってもらうための、親のサポートが大変すぎて、高校受験から1人で頑張ってくれたほうが良かったかも、とよく思ったものでした。
中学生になった自分を想像できるように、学校公開に足を運びました。
ちょうどコロナの時期だったため、学校公開は小6だけに限定している学校が多かった。
小5の時に私立女子校の学校公開に参加しました。学校の話はもちろん、在校生の部活動(ハンドメイド)を実際に体験したり、校舎見学をすることで、子どものやる気は上がりました。
実際に学校見学に行ってみて、漠然とこの学校に通っている中学生がカッコイイ、自分もなりたい!と思えたのが良かったようです。
それと、今のところ将来なりたい職業が、高学歴じゃないと就けない職業であることも、受験勉強を頑張れる理由の1つでしょう。
成績が上がらないなら意味がない
成績がなかなか上がらない時期があり、塾通いしているのに意味がないな~と感じる時期がありました。
苦手な分野を小学生一人で克服することは、なかなか難しいです。
苦手分野を見つけること、塾の授業についていけるように少しずつ家で解かせる作業は本当に大変。
外注のデメリットは費用がかかることですが、相性のいい先生に巡り会えると効果抜群です。
うちの場合は、私が専業主婦をしている時期だったこともあり、親が子どもの勉強をみることにしました。
親子バトルを通して受検をする意味や理由をたくさん話し合えたことは、大きなメリットでもありました。
やってみて気が付いたのは、得意分野があることは、受検の強力なモチベーションになることです。
うちの子どもの場合は、作文と漢字が得意でしたが、算数が苦手でした。
得意分野は放っておいても塾でグングン伸びていきました。得意だと楽しいと感じるので、自然とできるようになるのですね。
逆に、苦手分野は放っておいたらどんどん置いて行かれました(汗)。
塾代が高すぎるから意味がない
公立中高一貫校受検に特化した指導を行うenaという塾に通っていますが、塾代って本当に高いです。
小6の夏期講習は、5泊6日の夏季合宿を含めて30万円かかりました。
もし、受検の結果が都立中が残念で併願私立中に進学した場合、学費が高い。
もし、受検の結果が都立中が残念で学区内の公立中に進学した場合、高校受験のための塾代が高い。
どちらの場合であっても、費用がさらに必要になります。
となると、都立中に受かるために、本人が本気で頑張る気概が見られないなら、今払っている塾代って意味ないのかも・・・と感じていました。
塾代が気になる場合は、進学塾よりも割安な個別指導の学習塾もあります。
集団で競争するのが苦手なタイプの子は、個別指導型でマイペースにコツコツするのが向いています。
うちも塾を変えるか悩んだ時期があり、こんなに悩むなら受検なんてしなければよかった・・・と思いました。
でも、吹っ切れた後は公立中高一貫校受検を通して成長している我が子を頼もしく感じています。
それでも公立中高一貫校受検する理由
公立中高一貫校受検は「意味がない」と考える瞬間がたくさんありました。
それでも公立中高一貫校受検する理由は、やっぱり親である私自身が「学歴は大切」と身をもって実感しているから。
特に男の子よりも、女の子にこそ自分自身の身を守るため、学歴をつけて何かしらの「手に職」を身につけてほしい。
学歴を重視する場合、公立中高一貫校受検はやはり有効
- 賢い子は、自分の興味から進路を自分で勝手に見つける→賢い子じゃなかった場合は?
- 公立中高一貫校受検のように親がサポートしなくても、高校受験以降は自分で勉強してくれる可能性が高い→自分から勉強しない子だったら?
子どもが勉強嫌いな中学生になった場合を想像すると、結局は親が関わらざるをえないし、大変なのは変わりがない。
学歴をある程度付けさせたいと親が考える場合は、公立中高一貫校受検を「する」「しない」に関わらず、小学生のうちにがっつり親が勉強に関わることは必然。
- やらない後悔より、やった後悔
- いつだって人生の通過点でしかない
小6の受検生を持つ親として、心がけている言葉は上の2つ。
経験の1つ・チャンスの1つとして、子ども本人が大人になった時に公立中高一貫校受検して良かったな~と思えたなら、大成功。
わが家は子どもが3人いますが、2人目、3人目についても、1人目と同様に、公立中高一貫校受検の勉強を始める前に、本人が受検に向いている性格か、やる気があるか、よくよく検討してから始める予定です。
まとめ
親として公立中高一貫校受検って意味ないと思う瞬間は、やはり大変で高額な割には、将来に得られる確実なリターンが少ない点かと感じます。
それでも、やはり学歴は大切なので経験の1つ・チャンスの1つとして公立中高一貫校受検を選択しました。
公立中高一貫校受検をしない場合でも、学歴をつけるためには小学生の間に子どもの勉強をしっかり見ることが必要と感じています。
経験談が、誰かの参考になったらとても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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